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2013年6月8日土曜日

音楽と絵画と

梅雨の楽しみは色々あります。
らっきょうを漬けて、ジャムは甘夏でマーマレードを作ります。
お休みしていたぬかみそも、ぬかとぬかからしと塩麹を足して今日から捨て漬けを始めました。来週は梅干しを作ります。

このあいだの日曜日に、室井摩耶子ピアノコンサートの最後に歌う歌の伴奏アンサンブルの練習に参加させていただきました。

これは「みちのくピアノプロジェクト」の一貫で、歌は「花は咲く」と「故郷」。演奏はフルート、クラリネット、ピアノで、演奏して下さるのは濱田さん、横山さん、木村さんです。皆様お忙しいのに、今回の催しに賛同してボランティアでお引き受け下さいました。感謝です!室井さんの素晴らしいピアノのあとに、またひと味違った心温まる歌とアンサンブルになる事と思います。どうぞご期待下さい。

そのメンバーのお一人、クラリネットの横山さんが、絵画を習いに行かれた時の経験から絵画と音楽について、とても興味深いお話をされました。

絵は、人物や静物など現実のものをとことん観察して理想に近づいてゆき、音楽は、理想のものが最初にあって、それをとことんイメージして(見て)近づいてゆく。現実と理想という逆のものに向かうけれど、どちらも「よく見る」という点で同じだ、、、というお話です。

なるほど。なるほど。ほんとうにそうですね。
ピアノが上手になるには指を動かす練習だけしていてはダメです。あるピアニストの方が「鳥が空を飛ぶには飛び方を教えるだけではなく、(飛べたときに見える)景色をみせることだ」とおっしゃっていました。

結局、芸術とは、物でも理想でもなんでも「よく見る」事なのかもしれません。私たちはつらい事、悲しい事があるとへんてこなポジティブシンキングで、見て見ぬ振りをしたり、なかった事のように自分すらごまかしてしまう事があります。また、理想があることがまるで欲張りであるかのように人生をあきらめてしまう事もあります。でも、それでは本当の自分も人生の真実も見る事は出来ないと思うのです。これは好き嫌いの問題かもしれませんが、私は自分の目で見て、嘘をつかずに真実を求める人生に憧れます。そして少し勇気がいるけれど、理想を描き続けることを止めずにいたいと思います。

はじめてピアノの会にはアルテの会という多分野芸術のコミュニティがあります。多分野の方同士の交流はもちろん、他分野アートでコラボしたイベントなども行っていきたいと思います。ピアノ以外の楽器や、絵画や詩や写真や映像や手芸やお料理や朗読、、、などなどの活動をなさっている方、ぜひご一緒に何かやりませんか?あ!ピアノ講師の会もあります♪ ホームページ、ご覧下さいね。





「画家は、詩を絵画にし、音楽家は音楽で絵を描く。」(シューマン)









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