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2014年4月29日火曜日

ピアノ体験講座有り難うございました

東京都小金井市での体験レッスンが盛況のうちに無事終了しました。
皆様有り難うございました。

はじめてピアノに触ったという方、グランドピアノは初めてという方。。
講師の木村先生は「わかりやすかったと言って頂いたのが本当に嬉しかった、よかった」とほっとなさっていました。
生徒さんが「楽しい」と言って下さるのは、講師にとって生徒さんが思っているよりずっと嬉しい事なんです。「ああ、よかった!」と心から思います。こんなふうに思わせて下さる生徒さんに生き甲斐をもらっています。

そしてもうお一方感謝するのは、地域でお世話役をして下さっているサポーターさんです。楽しい体験レッスンができるのも、私には絶対出来ない色々な事をフットワーク軽くこなして下さるサポーターさんがいてこそです。ほんとうに有り難いです。感謝しかありません。ありがとうございました。

今回の体験レッスンから新たに小金井6組のサークル活動が始まります。
ちょうど小金井はじめてピアノの会が始まって10年の節目の年。
初心にかえって、生徒さんのご要望満足するものをもう一度見つめ直して、何より私の場合は慢心を捨て、出来る事を頑張っていきたいと思います。


2014年4月28日月曜日

満開を過ぎて


箱根うつぎが1週間くらい前から咲き始めました。もう終わりに近いです。
梅香うつぎは明日咲きそうです。

いつもは順番逆なんですが


後ろに白く移っているのは食べきれなかったルッコラの花です。
ついでにアップにしてみました


食べごろを過ぎて30本くらいあります。
たくさん種がこぼれそうです。来年もよろしくね。






2014年4月26日土曜日

不思議なもの

飲食店でママをやっていたという生徒さんに『不思議なものでね』と教えてもらった事があります。


「自分が好きで大切と思っているお客さんはお客さんとしてだけでなく自分に必ず残ってくれるの。どんなきっかけでも人生にそういう人がどれだけいるか、よ。だれもまわりにいないって人はその人が誰にも愛を持っていないって事なのよ」。

すごい!さすがママ。
仕事でも仕事でなくても、結局個人的な良好な関係が全てを作るのですね。

つい自分のまわりに悪い人がいるとツイてない気になりますが、それは向こうのセリフでした。これを聞いて思い当たりすぎて怖くなりすぎた私です(笑)。

その方には、「変わりたい、変わろう、ったって変われないのよ、結局。それよりそのままがいいって気づくかどうかよ、それがわかったら自然体でいる事よ、先生」とも教えてもらいました。

これは人だけでなくピアノにも通じそうです。こちらが好きで頑張り続けると残ってくれる、、、。実感です。




2014年4月25日金曜日

一つの曲を何度も弾くという事

発表会で弾いた曲をもう一度磨き直して、また発表会で弾く。


聴いている方ももちろんその差はわかりますが、なにより自分で自分の成長がわかります。「あんなんで弾いちゃってたの?」という気持ちもわき上がり赤面しますが、それは辛い思い出ではなく、まさに「あの時があったからこそ今の自分がある」と成長のヨロコビです。
私も同じ曲を弾く度、「前はよくあんなんで弾いたな〜」と恥ずかしく思います。その頃より少しでも進歩しているからこそ思えることですよね♪

発表会には上手になってから出ますとおっしゃる方も多くいらっしゃいますが、しかしたぶん、それを待っていたら、、、。
ピアニストでさえ「あの頃の演奏は足りないものだらけだった」と嘆いています。完璧で本番に臨むなんてプロだって難しいし、完璧な準備でも本番だけはわかりません。

一度人前で弾いて失敗しても何度でもチャレンジしましょうよ。
もう一度磨いて、出直して何度でも弾きましょうよ。
難しい曲でなくていいのです。
っていうかこれを繰り返すと、自分のレベルがわかって難しい曲を弾く事より大切な事が見えて来ます。レッスンでなく発表会で弾くと思うからこそ本気にもなれるってもんです。


2014年4月24日木曜日

やさしさ

朝のテレビを見ていて、質問に対しての答え方の違いを感じました。

ある分野でご活躍の素人の方は、やさしい言葉の中にちらりと責めるような「自分が正しい」部分が出ていました。芸能人の司会のお一人は『そういう事もあるし』という前提のもと『まずこうやってみるのもいいかも、、』とお話なさっていてやさしさを感じました。もうお一人は「無理なんじゃない?」という言葉を使いながらもあたたかさがありました。

ハッとしました。
優しい言葉だからやさしいと感じるわけでない。私はいつも「責めているわけではありませんが」と言いつつ責めていることを、まさに鏡のように見てしまいました。言い方って、心の根っこの部分がこんなにも一瞬で出るんだなと改めて知りました。取り繕っても、言葉の端々に本音が出ちゃいます。実際私はいつも責めています。自分自分と主張しています。

芸能界は、いろいろな勉強修行を積まれた方が結局残っていくと聞きます。気配りが出来なかったり人柄が良くないと結局残れないとも聞きます。芸能界の生き残りはどっちでもいい話ですが、ほんのひとことに勉強させられた朝でした。

こうなったら裏表なくわかりやすく責めるのもアリでしょうか?


2014年4月23日水曜日

マンネリ

マンネリになるとピアノやめたくなりますね。
右肩上がりだった上達がパタリと平行線に、そして下降線をたどり出すとき、、。

でもマンネリは必ず訪れます。
ピアノのマンネリ解消にはどんな方法があるのでしょう?

先生との関係
 別の先生に変わる。でもその先生ともまたマンネリになってしまいます。

ピアノとの関係
 休会。マンネリから来る休会は退会も同然。ほかの習い事を始めてもまたその習い事もマンネリになってしまいます。

先生が嫌いとかピアノが嫌とかなら別ですが、マンネリで終わりにすると何も残らなくなって、もうピアノは全然弾かなくなるしその時のお友達とも疎遠になって行きます。

私がおすすめしているベーシックプランは「基本に戻る」です。
最初の頃にやった曲をもう一度洗い直す。
そうするとマンネリどころかやらなきゃいけない事がその時より進んだ自分で見れて新鮮になります。教本まるごと初歩に戻るのも手です。

ショックプランは「発表の場」です。
人前で弾く。発表会やボランティアでもいいと思います。お役に立てるのは嬉しいです。


ただいずれも先生やピアノとの信頼関係が出来ていてこそですね。マンネリになる前に先生と、何よりピアノと表面だけでない真の仲良しさんになっていないとやめる選択肢しかなくなります。

そこまでしてピアノを続けなくてもいいといえば、その通りです。




2014年4月21日月曜日

おんがくパーティー in  MISATO

6月29日、埼玉県三郷市ではじめてピアノの会の理事で認定講師の堤陽子先生がおんがくパーティを開催します!

おんがくパーティは、はじめてピアノの会で後援する音楽会です。堤先生の三郷は今回で4回目、ピアノ発表会でなくまさに異色の音楽会です(笑)。
堤先生は発想豊かで、行動力があってさくさく何でも出来ちゃうそして見た目と全然違う度胸たっぷりの先生です。


埼玉県三郷市にて 
 参加費1000円/一家族(お茶会付き)、鑑賞無料、鑑賞+お茶会300円






















ちびっこもファミリーも おじいちゃんと孫と ママと私と ピアノ歴10年のおねえさんも30年のベテランも おじさんもおばさんも おばあさんもおじいさんも
ジャンルもいろいろ ピアノや歌やウクレレ、フルート
パーティ形式なので発表会のように堅苦しくなく というよりとってもくだけた
場所は旧小学校の音楽室
参加費は懇親会付きで1家族につき1000円というお安さ!ケーキ&お茶付き!

今回ははじめてピアノの会として「ピアノは脇役〜音楽朗読へのお誘い〜」をお手伝いさせていただきます。まだ初心者で一人で人前でピアノは弾けないという方もうっかり弾いちゃう楽しさです。内容はお楽しみ。
こちらは5月25日のアルテ交流会で初級のバイエル1巻程度のものとドビュッシーを使ったもののプレゼンをしますので是非そちらもご参加下さい(アルテ交流会の詳細は近日中にこちらのブログでお知らせします!)

みんなが一緒に作る音楽会、たくさんのご参加お待ちしております。


ご参加ご鑑賞のお申し込みは
info@hajimetepiano.orgまで。



2014年4月18日金曜日

悩みの解決

私はずっと悩んでいました。

シニアの生徒さんに「人生残り時間が少ないので楽しいだけでいんです」と言われましたので。とりあえず弾ければいいと言われましたので。

とりあえず?


ピアノは猫でもドの鍵盤を踏めばドが出る。だからとりあえずその音を拾ってその鍵盤を押してれば、たどたどしくても途中で止まってもショパンが弾けてることになる。。

そういうこと?それでいいの?

私の答えは「それではだめ」でした。
けれどこの間、クラッシックはただの一つの生き方なんだと気づいて以来そうじゃない生き方、ピアノの取り組み方もあっていいものなんだなあと思えるようになりました。ようやく笑って「はいはい、余命少ないから浅くやりたいんですね(笑)」とブラックな事を言えるようになりました。

「ショパンだからクラッシック」ではなくて、演歌でも童謡でもロックでもじっくり取り組めばそれが私の思うクラッシック。逆にいえばさらっと通り過ぎるショパンだって音楽に違いありません。人生で50番目の音楽、なんちゃってショパン、人それぞれでいいんだと思えるようになりました。わかった今はちょっとだけ違う角度でものが見えるようになった気がします。音楽はアイデンティティーだから。そういえば『ロックンロールな生き方』って言葉ありましたね。

ただ。
ただ、ですよ。
指導者として基礎は年齢に関係なく大事だと今でも思っています。たった1曲でも簡単な曲でも「クラッシックという生き方」を知って欲しい。現在『それでも基礎をやらざるを得ないもっともな理屈』思案中。今までよりは大分控えめに、それでもねちっこく指導します。






2014年4月17日木曜日

音楽はアイデンティティー

あまちゃんの作曲者の方がテレビに出ていました。
「どんな音楽を好きか、どんな音楽のやり方をするかはその人の人生や社会性を表すアイデンティティーなのだ」とおっしゃっていました。


あまちゃんはジャンル的にはクラッシックでなくて、ちょっと面白い音が入った曲です。でもあえてクラッシックの演奏家に演奏してもらったそうです。その理由がアドリブをやっていない人がアドリブやると『ちょっとかっこわるい感じ』でこのドラマにぴったりだったからとか。かっこわるいと言われて笑いました。いえ、あまちゃんはかっこいいですが、ほんとにわたしはかっこ悪くなるからです。

かなり僭越ですが、音楽とアイデンティティーについて実感していたところだったのでうなずくばかりでした。
『音楽は楽しむもの』という言葉にどこか抵抗がある私と『苦しいのは音楽じゃない』と思っている人と、それは音楽の捉え方自体が違うんじゃなくて音楽を捉える元々のアイデンティティーが違うのですね。しかしアイデンティティーの中に『価値観を認める』という項目さえあれば、違う音楽も、音楽への取り組みもお互い認められる。

物質と違って変化させられるピアノ指導という仕事をしている私。
あまりにも人生と社会性の修行を兼ねています。

2014年4月16日水曜日

弾き歌い

弾きながら歌うことを、私たちは弾き歌いと呼びます。
生徒さんで発表会のときにいつも弾き歌いをしてくれる方がいて皆様の憧れです。


これとっても難しいんですよね。
弾くときはドレミの音を思い浮かべなきゃいけないし
でも歌詞口ずさまなきゃいけないし
ピアノを弾く姿勢で歌の発声をしなきゃいけないし
歌の呼吸でピアノ弾かなきゃいけないし
舞台側でなく鍵盤の方見なきゃいけないし。

要するに指やペダルの事なんて考えてるヒマはないってことです。
要するに歌詞の事なんて考えず鍵盤が押せなきゃいけないってことです。
なので相当ピアノを練習してから歌を付ける感じです。
ようやくピアノが難なく弾けるようになったはずなのに、歌を付けるとありゃりゃってなっちゃいます。
逆に言えばこれが出来たらピアノは出来ているってことですね。

難しいです。
でもこれが出来るとピアノが変わります。
歌がなくても「歌うピアノ」に変わります。

憧れの弾き歌い、発表会では難し過ぎるという方もぜひレッスンでチャレンジしてみて下さい!

2014年4月15日火曜日

活動紹介をしたい方募集

アルテの会はいろいろな芸術活動をする方同士の交流の場であり、それらの方々を繋ぐ場です。このアルテの会でご自身の活動のご紹介をしたい方を募集します。

「こんな面白い事をしているのを多くの方に知って欲しい」
「今度こんなイベントをするのでご案内したい」

などなど。
やる方には特技や活動をプレゼンテーションという形でアピールしてご自身の活動に役立てて頂きつつ、聞いている方には普段触れる事のない世界を広く知ってもらうことが目的です。告知する場所は色々ありますが、やっぱり実際見て聴いて知るのが一番です。聞く側も「だいたいこんなもの」とわかっていれば参加もしやすいですね。双方にお得なプレゼン、お待ちしています。ピアノ以外大歓迎です。

次回の交流会は5月開催の予定です。詳しい日程はお問い合わせ下さい。

2014年4月14日月曜日

4月 コイ

近所のカフェで、このあいだまで梅の木が植えてあった水鉢に水が張られ、中で小さな金魚が泳いでいました。カフェの人ってお料理だけでなく、インテリアや植物やいろいろなセンスに優れています。

              

              うちの4月のカレンダーは鯉。
              外国でも鯉は人気らしいです。
          私はふわふわでかわいい生き物が好きですが
               鯉もなかなかいいもんです。
              年齢で好みが変わって来ました。



昨年の今日はベランダのピンクの卯木が満開でした。
今年は少し余裕を持って咲く準備をしているようです。
1年、また1年と過ぎていきます。



聴かせていただいてありがとう

今回のホールの会を聴きに来て下さった方が、いらっしゃらなかった方に「スゴく楽しかった。タダで聴かせてもらっちゃって申し訳ないみたい。次回は絶対一緒に聴きにいきましょう」とお誘い下さっていました。

『聴かせてもらえる』なんて言って下さった事が本当に嬉しかったです。
そしていろいろ感想を言って下さいました。良かったというご意見だけでなく良くなかったも(笑)。良い音楽だったらそう言って、そうでなければ音楽の難しさとそれに挑まれた奏者の勇気を讃えつつ適切に講評する、いいことです。

アマチュアの発表会というとどうしても、聴きに行く側は義理で聴きに言ってお世辞を言うとか、知らない人の演奏は聴かない、または平気で批判するとか、弾いてる側は側で「だったらおまえが弾いてみろ」となって対立します(笑)。
私はきちんと講評する事は聴いて下さった方の真心だと思います。いい事ばかりは誰でも言えます。本当の事は、コンクールで審査員にお金を払わなきゃ普通は聞けませんもの。


けれど、弾いているのが文句の付けどころのないプロでなければ、聴いている方もプロの批評家ではないのですから、たった3分、たった5分の曲を何十時間、基礎練習を入れたら何万時間もかけて練習して下さった奏者にまずは敬意を表して欲しいと思います。批評もとても大事だけれど批評が出来るという事はそれだけ勉強もさせてもらったいう事。そんなことを全部ひっくるめてやっぱりまずは『弾いてくれて有り難う』『聴かせてくれて有り難う』ですね。

2014年4月12日土曜日

聴いて下さってありがとう

プロではないけれど、いえプロではないからこそ聴いてもらえるのは有り難い事です。

「聴かせられるものじゃなくて、、、」と生徒さんはよく謙遜します。でも音楽は聴かせようと思わなくても嫌でも聞こえちゃうのだから(笑)どうせなら聴いてもらう事を前提にしましょうという事です。

聴いてもらうことは自分を見せびらかすことではないです。頑張って取り組んだ音楽、頑張ったけれどこの程度しか出来ない自分(笑)それも含めて見ていただくことです。
完成品を聴いてもらうのか、トライ&エラーの課程を聴いてもらうのか、またまた度胸試しを聴いてもらうのか、参加する事に意義があるだけを聴いてもらうのか、どれでもいいんです、素人なんですから。お金払ってもらってるわけじゃないんですから。

でもこれが傲慢になってしまってはいけません。
昔の私は、失敗したらこんなの聴かせちゃった自分が恥ずかしいって気持ちでいっぱいになり、それなりに弾けたら自分が良かった〜ほっとした〜、という感じでした。結局他人の目に自分がどう映っているかと自分が満足するかどうかだけでした。聴いて「いただいている」という感覚はなかったです。これが傲慢という事ですね。


へたくそな結果も「ごめんなさい」ではなく「こんなのを聴いてくれてありがとう」と言葉を替えるだけで、とても不思議な事ですが、傲慢でなくなります。もともと自分の演奏にみんなそんなに期待なんかしていないんですからあやまるまでもないっていうか(笑)。


時間を割いて期待すべきほどでもないものを聴いてくれる、聴いてくれた、有り難い事です。聴いてくれる方に感謝の気持ちを持っていると、選曲も変わるし、練習も変わります。


ピアノは5、6番目

ピアノを習いに来ている方にとってピアノは、人生の優先順位ベスト3に入っているものとなぜか思っていました。


しかし、ピアノをやらない方に熱くピアノを語っていたら「いやいや、習っている人だってピアノは人生で5、6番目でしょ。5、6番目ならいい方かも?」と言われました。ビックリしました。
ショックだったわけではなく、そういうものとなんだか初めてわかった気がしました。
なにしろ思い込みが激しい性格です。

考えてみたら、かくいう私もかろうじてベスト5には入れてるかなって程度でした。
そうとわかったらとたんに肩の力が抜けました(笑)
私が釣りや徳川なんとかにまるで興味がないのと同じようにピアノに興味がない人もいれば、健康のためだけに動かしたくないけど体動かさなきゃってヨガに通っている程度にピアノに来る人もいるんですよね、当然。指動かすとボケ防止になるというウワサもあるし。

大切な人たちが健康なこと、気持ちよく眠れる事、朝起きて命の心配をせずお茶が飲める事、ピアノより大事な事が世の中には満ちあふれています。


2014年4月11日金曜日

発表会で見えたこと

先日の「はじめてピアノホールの会」は、片手の幼稚園児からシニアになって始めたばかりの方からピアノの先生から演奏のプロからピアノから歌からヴァイオリンから朗読から、一同に会して演奏しました。


今や世の中、ピアノの発表会も弾き合い会もたくさんあるので、「大変だし参加者もそんなに多くないからホールの会は今回で終わりにしようかな」と内心思っていました。
でもやってみて、この形式でやることはとても有意義でやっぱりこれからもやりたいな〜と思いました。今回はじめて見えたこともあります。

違うジャンルだからこそ共通するものが見えた気がします。どんぐりもあれば梨もあってほうれん草もあってクッキーもある。そこにどんぐりが4粒あるとどんぐりしか見ていないときとは見方が違って来ます。どんぐりは食べられない、梨は食べられる事に気づく。クッキーが好きだったけど今日はほうれん草の方がなぜか美味しいと感じた。美味しいものはみんな美味しい。そんなことが見えて来ます。

と、たとえ話にならないたとえ話をしてしまいましたが、今日は奏者側のお話をしてみます。

「好き」という気持ちや上手下手、ジャンルに関係なくその中で「あること」が大事だと痛切に感じました。

ある事とは「奏者がお客様とコミュニケーションをとること」

聴いてもらってる事への感謝とでも言いましょうか?自分がやっていることが楽しいとか緊張するとかだけでないことです。たぶん謙虚さって言葉です。
自信がない演奏という意味ではありません。なんだか難しいのですが、演奏者がその曲を敬うだけでなく聴いて下さってる方をも意識している謙虚さっていうか、、そんな気持ちです。

音楽会という場ならではですね。一人で弾ける、人前でも弾ける、心を込める、その次のステップです。これからの課題を見つけた気持ちです。

聴いて頂く、聴かせて頂くという気持ちを持つには、訓練が少し必要かもしれません。弾き合い会で素直な感想や講評の交換が出来るといいと思います。人前での演奏は集大成だけでなくトライ&エラー。達成感と楽しみと共に学びの場でもあります。





2014年4月10日木曜日

心の中で歌ってから

前の方の曲を聴いていると自分の曲がわからなくなることがあります。


グループレッスンで前の方が4拍子で自分が3拍子だとうっかり4拍子で弾き始めてしまったり、前の方が早い曲だとつられて自分の曲を倍の速さで弾き始めて指が間に合わなくなったりする方がいらっしゃいます。

今日のレッスンでは前の方の音に引きずられて弾き始めちゃって、1小節に左手ドソミソなのにドソミソドソミソと沢山入れて違う曲になってた方がいました(笑)。ご本人は気づいていませんでした。耳も前の方のままだったんですね。倍入れられたテクニックはたいしたもんです。褒められることです。でも違う曲でした(笑)。わかったあとご自分でも驚いていました。落ち着いて弾くとすぐわかる事なのですが、ミスは本人にも予想しない形で起こります。

弾く前には楽譜を見ることと、心の中で歌ってから弾くことはやっぱり大事だわと改めて思いました♪


2014年4月9日水曜日

今日ひとひ

こんばんは。
今日はネモフィラという花と家にある葉っぱで寄せ植えを2鉢作りました。この花にしかない個性が好きです。
桜は散り始めました。この時期私は桜よりだんぜん木蓮に心惹かれます。木蓮は桜のように散りません。しおれて枯れてなお枝に残ります。ここは悲しくて嫌いなんですが。

今日、久しぶりにピアノ以外の人の集まりに行きました。取り立ててお話をしたわけではありませんが、集う種類の人の違いにいつもながら驚きます。新鮮で楽しいです。が、長くいると決まって、なんだかいつもの星がなつかしくなり帰りたくなる私です。


2014年4月7日月曜日

基礎をやる意味

基礎を知ると本質がわかって楽しみの深さが増すというのが私の持論です。
また基礎をやると弾くのが楽になるのは本当のことです。
仕上がりがキレイになるのは言うまでもありません。

しかし、シニアの方に「深くなくて浅い楽しみでいい。仕上がりもそこそこでいい。先が短いから」と言われました!!(笑)。
これはそれに対抗すべく、更に掘り下げ、シニアの方もあっと驚く基礎論を打ち立て納得し実行してもらわなくてはいけません。敵は手強すぎます。

先が短くても先が短いからこそ(?)今よりもっと楽しんで頂くためです。





2014年4月6日日曜日

自分が正しい

昨日も立ち読みしました。
「人は滑稽にも全員が自分が正しいと思っている」という言葉がありました。


なんとさわやかな。
自分が正しいと思っている、はよく言われることですが、「滑稽にも全員が」が入っているだけで優しさと現実味が増しています。しかも「自分が正しいという罠」という言葉までありました。唸りました。表現はさらりと、しかし本質をついて心にすんなり入って来ます。

ちょうど私は先週くらいまで「自分が正しいという罠」にはまっていました。
今はちょうど罠から抜けている時期です。
不思議なことに自信がないときこそ「自分が正しい」と思って苦しんで、「自分が正しいわけじゃないんだ」とわかると、自分を取り戻したような清々しい気分になります。
でもまたすぐはまるんですよね、この滑稽な罠。
まわりを見てないよっていう注意信号なのかもしれません。


立ち読みなので、ちょっと違うかもしれないし、そもそも作家の方が命と魂を込めて紡いだ言葉を買わずにネタだけもらって語っていて申し訳ないです。

私は立ち読みを、辞書を見るような感覚で言葉探しをして楽しみます。
斜め読みの戯言で、インスピレーションのあった言葉から自分勝手にいろいろ想像してるだけです。作家の方はほかの意図で書いてらっしゃるかもしれないので本の名前は出しません。
その中で気に入ったものはちゃんと購入してじっくり最低3回は必ず読みます。本は大好きで、買っても借りてもよく読みます。作家さんと書店さん、そう言うわけなので立ち読みゆるしてくださいね。


2014年4月5日土曜日

体験 日程訂正です

小金井での体験講座の日程間違えてしまいました。


4月22日(火曜日)と29日(火曜日)です。両日とも10:00〜です。

2回コースになっていますが、どうしても1日しか出られないという方は1日だけのご参加も可能です。体験講座のあとは定期サークルになります。

宜しくお願いします。

新クラス開講!東京都小金井市

小金井市生涯学習課後援「中高年の初心者ピアノ入門講座」の開講が決まりました。


まずは「2回で弾ける体験講座」に是非ご参加下さい。
中高年でなくてもOKです。


2014年4月8日(火曜日)、4月22日(火曜日)、4月29日(火曜日)10:00〜 1回1000円

先着8名


はじめてピアノの会では、歌や基礎を大事にピアノを弾けるようにしています。基礎は一人で地道にやるにはちょっと大変なのでお仲間と楽しくやっていきます。指使いになれてきたら好きな曲にもチャレンジ。音楽はレベルも個性のうちだからレベルに違いがあっても全く問題ありません。

美人の先生がお待ちしています。


詳細はinfo@hajimetepiano.org  または 042-316-4250 はじめてピアノの会

にお問い合わせ下さい。

2014年4月3日木曜日

雨の日のピアノ

アコースティック楽器は天気で音が変わります。弾き心地も変わります。
乾燥しすぎるとどこかがミシっていいます。音はぱりんと鳴ります。湿気が多いと音がぐわんってなります。にゃーんって時もあります。

私のピアノは年寄りで途中事故(?)にも遭いましたが、生まれつきとっても丈夫だったので、おかげさまで今も健康状態は良好です。ずっと一緒に生きて来た戦友でもあり親友でもあります。
死ぬまで一緒のつもりです。一緒に年を取っていく友をもっと大事にしてあげないといけません。















2014年4月2日水曜日

わたし実は、、

クラッシック以外のジャンルの音楽よく知りません。


ロックやジャズやJ popも好きな曲はたくさんあります。
でもライブに行ったりフランクにその場でみんなで音楽を楽しむとか崩すいうのが出来ません。自然にノリノリの人をみるとおおお!とうらやましいと同時に置いてけぼりになった気持ちになります。別世界に見えます。自分が劣った人間に思えます。クラッシックを極めているからだったらカッコいいのですが残念ながら極めていません。ブログサークルになってくださっている「ケンハモ」さんのブログを読んでこんな風に楽しめていいな〜すごいな〜って思いました。(ところで私はこのサークルの仕方がわからずほかの方もすみません。ブログは読ませて頂いて演奏や内容にうなずいたり感銘覚えております)

私の子供時代、ピアノを習う時ほかのジャンルの音楽は聴いたり弾いたりしてはいけないことになっていました。つい最近です(笑)。まじめで素直な私は忠実でした。加えて頭が固く元々音楽的人間でもないのでクラッシック以外の音楽の理解度&能力が低いです。でも機会があったらどんどんほかの音楽もほかのやり方で初心者として楽しんでみたいと思います。

2014年4月1日火曜日

仕返しと誇り

以前、ゆるされない事をした人は他の人全てをゆるす事が罪滅ぼしになるのでは、と書きました。でもこれは不公平ですね。やはりゆるされない事をした人はとりあえず仕返しをされておくのがいいのかもしれません。された人がそれで気が済むならそれが平等でしょう。

でも。
それでされた人の気が済むかということです。振り返った時苦々しい思いは残らないでしょうか?同じ穴のムジナとはそういう意味かと。人を呪えば穴2つとも。

またフィギュアの話で恐縮ですが、
バンクーバーで金メダルが取れなかった時真央ちゃんが誰かに何かに「仕返し」をしていたとしたら。。

仕返しとは嫌がらせをすることだけではありません。
自分の思い通りにいかない理由が外にあった時、けがや不条理も含めて、まずその弁明をして正当化するのも仕返しでしょう。やめる、という選択肢も腹いせという仕返しでしょう。内容より勝敗にこだわってトリプルアクセルもエイトトリプルもない点数の取れるプログラムを作って勝つ事も仕返しでしょう。

けれどこの時、そのどれもせず「私は出来る事を全てやったといえるだろうか」と自分に問うた。


ゆるすことも大事でしょうが、リベンジも大事だと教えられました。でもそれは外にでなく自分に。やり切った、出来る事は全部やったと言えなかった自分にリベンジする。そして自分なりにやったと思えた時、たとえ金メダルは取れなくても仕返しなんかゆうに超えてしまう充実感がそこにはある、そんなことを教えられたきがします。

そんな事を思いながら私はのらりくらりと日々を過ごしています。