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2014年4月12日土曜日

聴いて下さってありがとう

プロではないけれど、いえプロではないからこそ聴いてもらえるのは有り難い事です。

「聴かせられるものじゃなくて、、、」と生徒さんはよく謙遜します。でも音楽は聴かせようと思わなくても嫌でも聞こえちゃうのだから(笑)どうせなら聴いてもらう事を前提にしましょうという事です。

聴いてもらうことは自分を見せびらかすことではないです。頑張って取り組んだ音楽、頑張ったけれどこの程度しか出来ない自分(笑)それも含めて見ていただくことです。
完成品を聴いてもらうのか、トライ&エラーの課程を聴いてもらうのか、またまた度胸試しを聴いてもらうのか、参加する事に意義があるだけを聴いてもらうのか、どれでもいいんです、素人なんですから。お金払ってもらってるわけじゃないんですから。

でもこれが傲慢になってしまってはいけません。
昔の私は、失敗したらこんなの聴かせちゃった自分が恥ずかしいって気持ちでいっぱいになり、それなりに弾けたら自分が良かった〜ほっとした〜、という感じでした。結局他人の目に自分がどう映っているかと自分が満足するかどうかだけでした。聴いて「いただいている」という感覚はなかったです。これが傲慢という事ですね。


へたくそな結果も「ごめんなさい」ではなく「こんなのを聴いてくれてありがとう」と言葉を替えるだけで、とても不思議な事ですが、傲慢でなくなります。もともと自分の演奏にみんなそんなに期待なんかしていないんですからあやまるまでもないっていうか(笑)。


時間を割いて期待すべきほどでもないものを聴いてくれる、聴いてくれた、有り難い事です。聴いてくれる方に感謝の気持ちを持っていると、選曲も変わるし、練習も変わります。


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