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2014年4月17日木曜日

音楽はアイデンティティー

あまちゃんの作曲者の方がテレビに出ていました。
「どんな音楽を好きか、どんな音楽のやり方をするかはその人の人生や社会性を表すアイデンティティーなのだ」とおっしゃっていました。


あまちゃんはジャンル的にはクラッシックでなくて、ちょっと面白い音が入った曲です。でもあえてクラッシックの演奏家に演奏してもらったそうです。その理由がアドリブをやっていない人がアドリブやると『ちょっとかっこわるい感じ』でこのドラマにぴったりだったからとか。かっこわるいと言われて笑いました。いえ、あまちゃんはかっこいいですが、ほんとにわたしはかっこ悪くなるからです。

かなり僭越ですが、音楽とアイデンティティーについて実感していたところだったのでうなずくばかりでした。
『音楽は楽しむもの』という言葉にどこか抵抗がある私と『苦しいのは音楽じゃない』と思っている人と、それは音楽の捉え方自体が違うんじゃなくて音楽を捉える元々のアイデンティティーが違うのですね。しかしアイデンティティーの中に『価値観を認める』という項目さえあれば、違う音楽も、音楽への取り組みもお互い認められる。

物質と違って変化させられるピアノ指導という仕事をしている私。
あまりにも人生と社会性の修行を兼ねています。

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