今や世の中、ピアノの発表会も弾き合い会もたくさんあるので、「大変だし参加者もそんなに多くないからホールの会は今回で終わりにしようかな」と内心思っていました。
でもやってみて、この形式でやることはとても有意義でやっぱりこれからもやりたいな〜と思いました。今回はじめて見えたこともあります。
違うジャンルだからこそ共通するものが見えた気がします。どんぐりもあれば梨もあってほうれん草もあってクッキーもある。そこにどんぐりが4粒あるとどんぐりしか見ていないときとは見方が違って来ます。どんぐりは食べられない、梨は食べられる事に気づく。クッキーが好きだったけど今日はほうれん草の方がなぜか美味しいと感じた。美味しいものはみんな美味しい。そんなことが見えて来ます。
と、たとえ話にならないたとえ話をしてしまいましたが、今日は奏者側のお話をしてみます。
「好き」という気持ちや上手下手、ジャンルに関係なくその中で「あること」が大事だと痛切に感じました。
ある事とは「奏者がお客様とコミュニケーションをとること」
聴いてもらってる事への感謝とでも言いましょうか?自分がやっていることが楽しいとか緊張するとかだけでないことです。たぶん謙虚さって言葉です。
自信がない演奏という意味ではありません。なんだか難しいのですが、演奏者がその曲を敬うだけでなく聴いて下さってる方をも意識している謙虚さっていうか、、そんな気持ちです。
音楽会という場ならではですね。一人で弾ける、人前でも弾ける、心を込める、その次のステップです。これからの課題を見つけた気持ちです。
聴いて頂く、聴かせて頂くという気持ちを持つには、訓練が少し必要かもしれません。弾き合い会で素直な感想や講評の交換が出来るといいと思います。人前での演奏は集大成だけでなくトライ&エラー。達成感と楽しみと共に学びの場でもあります。
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