あなたはなんて答えますか?
私は大学2年の頃から人前でピアノを弾くのが怖くなりました。
本番の途中で、音を忘れてしまいました。
暗譜が難しいと思った事は一度もなかったのですが
もう今は暗譜が怖くて怖くてたまりません。忘れてしまう事が怖くて、そして結果は恐れていた通り、、、。
生徒さんには「本番が実力です。出来ないなら簡単な曲を選ぶように」と言っていますが、簡単な曲でも忘れます。。(涙)
そこで今日も考えました。
「何のために、いつもうまくいかないピアノを人前で弾くのか?」
以前、自分へのチャレンジと書きましたが、なぜチャレンジをするのか。
先日千住明さんがおっしゃっていたことです。
「音楽は聴いてもらってはじめて命を持つ」
きっと私は自分の音楽に命を吹き込みたいのだと思います。ちいさななんの影響力も持たない音楽かもしれないけれど、自分の分身である音楽に命を吹き込んであげたい、、、。
そんな、気持ちがあるように思います。
聴いて下さる方に感動どころか心地よささえお届け出来ない私の音楽は、全くもってプロフェッショナルではありません。ピアノの先生であり、法人の代表であることに自負はあります。しかし、演奏家として、ど素人です。そんな自分が残念でなりません。
でも、、、納得のいくピアノを弾けることをあきらめたくない。好きなピアノをあきらめることは自分の分身を捨てるような気がして。だから人前で弾くことも、ひとり練習することも私は続けようと思います。
最初の質問、なんのためにピアノを弾いているか、の私の答えは
「自分を生かすため」なのかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿