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2013年8月5日月曜日

「譜を読むのに精一杯で音楽を語れるレベルじゃありません」

と、言われました。

以前にも書きましたが、音楽には色々な楽しみ方がありますので、自己満足でレベル以上の曲をとりあえず弾く事を良しとしても別に悪くはないんです。が、真面目な私としては、一応本当の事を言っておきます。


「語るレベルではない」という方はレベル以上の曲を選んでいるだけの話です。
「そしたら8小節くらいの曲になっちゃう!」という方はそれが貴方のレベルです。



辞書を引きながらやっと読んだシェイクスピアを原語で人前で話すとなると、私のような英語が出来ない人間は、大変な努力に努力を重ねても、棒読み出来たらすごいくらいで、感情を込めるなんてぜったい出来ません。発音はもちろんジャパニーズイングリッシュ、意味不明でしょうね。。。。

レベル以上の曲をやっと譜読みして弾く、というのは、こういう事です。

が、幸い?な事に音楽には言葉がないので、「スラスラ外国語を話している!」みたいに、感嘆して聞いてくれたりする人もいるんです。でも、それって比較の問題で、もっとさらさら話す人が出て来たらアウトです。早さや量の限界に達するのはスグです。むなしくなるのはわかりきっています。ピアノをやめる人のほとんどがここに捕われています。

8小節の曲、多いに結構。そこからです。
上辺だけの快感を捨てて、外国人とお話をするような気分で
伝えようとする音楽を始めませんか?

初見でノーミスで弾ける位のものを、英語の発音を正すように音色を聴きながら弾くよう心がけると、何かが変わって来ます。レッスンでそれを嫌々やっていた小2の男の子は、最近、「う〜ん、これは思った音とは違うんだよね〜」と自分で考えることに目覚めて来ました。

辞書を引くお手伝いもいいですが、そればかりではレッスンもったいないです。












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