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2013年8月18日日曜日

プロフェッショナル論


職業として選ぶからには、
才能より努力出来るかどうかにかかっていると思います。


好きじゃない仕事を人のために仕方なくしているという人も世の中にはいるでしょう。でもだからってそれ、胸を張れることじゃありません。「楽な仕事はない」という愚痴を言う方には「どうぞラクして下さい、お金は払いませんから」って思います。

マーフィーの言葉に「これをやろうと決めたら、誰よりもその知識、技術を習得する事」というのがありました。夢を叶えるのも仕事を成功させるのも、この一言に尽きると思います。私は自他ともに下手を認めていますが、最近それはネタじゃないかと疑惑をかけられました(笑)。とんでもありません。それを隠す方が当然楽です。が、それでは詐欺になってしまうので素性を明らかにしているだけのことです。しいていえば、このカミングアウトが唯一私の「楽な仕事はない」の部分です。でもその分、怠けずに勉強し続けることが、せめてもの私のプロフェッショナル哲学です。

ピアノの先生は密室でのお仕事、生徒が下手なのは生徒のせい、生徒が上達するのは先生のおかげ、何をしていても何をしていなくても実は成り立つ仕事です。
でも、誰よりも知識技術を習得することを怠けずにやる、これがプロフェッショナルの資格ですよね。昨日友人が大学教授のご主人に「好きな事だけしてていいわよね」と嫌みを言ったら「僕はこの好きな仕事をするために努力も苦労も充分している」と言われたそうです。努力する覚悟、苦労する覚悟。

才能があろうがなかろうが、好きだろうが嫌いだろうが、苦労しようがしまいが職業として選んだからには言い訳せずに学び続ける、そしてその分、(芸術であっても)堂々とお金はもらう、これがわたしのプロフェッショナル論です。




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