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2015年11月4日水曜日

クラッシックという文化 2

西洋音楽はもともと西洋の日常から生まれています。
が、誰が作り支え伝えて来たかというと、ズバリ選ばれた一部の人たちです。芸術は人類全員が楽しむためにありますが、作り支え伝えてきたのは頂点の一部の人たちです。
作曲家、演奏家はもちろん貴族や経済人など、選ばれた人たちです。

「そんな特権意識があるからクラッシックはヤなんだよね」と言うのは早とちりです。
自分が特権意識がある訳でも自分が優秀な訳でもないのです。
ただ何百年も前の音楽がこうして楽しめるのは、それを守り発展させ伝えて来た人たちのおかげであり、何故そこまでされたかというとその価値を多くの人が認め残したいと思って来たからです。

つまり選ばれた人たちが作り守り伝えてきた美しさを平民で凡人の私などが享受出来るのがクラッシックなのです。そしてそれをより愉しむには少しでも多くその文化を知ることです。その方が本質の美しさに近づくのです。
私たちは音楽を楽しいと思ってやる事が出来ますが、クラッシックの作曲家や演奏家は『音楽って楽しい』という情緒的に作業をした人ではなく、人生をかけて命をかけて音楽をした哲学者です。有り難いものです。

せっかく日本に入って来てくれたクラッシック、カステーラ同様、存分に堪能したいものです。



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