私が思うに
・瞬発力
・脱力
・体幹
・関節の柔軟性、指の柔軟性
・関節の強さ、指の強さ
だと思います。
動作に例えると体力測定でやった「反復横飛び」みたいなことです。
腰を低く体全体を瞬間的に移動させる。支えるのは足首の柔軟性と強さ。あの反復横跳びの手版です。
腕を動かす瞬発力がどれだけ必要か今頃になって気づきました。
指を動かすというより腕をさっとその場所に移動させる。
よく手首をひねって指先だけで弾いたり鍵盤から離れて指を飛び上がらせてたたいたりするのを見ますが、これはだめです。
野球選手が変な格好でボールをキャッチしたり、錦織選手がエアKとかってジャンプしたまま打ち返せるのは、プロの鍛え抜いた基礎があるからこそです。ピアノもひねったりジャンプして弾けるのは鍛え抜いたプロだけです。移動は反復横跳び、じゃあ打鍵は?というと打楽器を思い浮かべるとわかりやすいと思います。
タンバリンを指先でなでてもきれいな音はなりません。またトライアングルなんて強い音を叩き付けたら音が止まってしまいます。真正面から、瞬間的に、針先で付くように大きな音も小さな音も一瞬力を入れたらすぐ抜く、これの繰り返しがきれいな音の出る仕組みです。
でもそのときに、ついよけいな動作をしてしまいます。力を瞬間的に入れたらすぐ抜く、が難しいんですよね〜。ピアノの鍵盤を押した後、力を抜くつもりで手をパッと上に上げるのは逆です。手はひとりでには上がりませんから(笑)明らかに力を入れています。
瞬間入れて瞬間で抜く。
手が小さくて弾けない方でも瞬間移動で解決出来ることが80%はあります。ドとミを同時に弾くとかはもう残り20%のムリな部分ですが。
5指をくっつけたままさっと腕を瞬間移動させる練習をします。それには肘の力が抜けていることです。力を入れる部分だけ入れて他は抜ききる。
ピアノは指を動かすという言い方をしてしまいますが、サッカーが足でなく脚であるように、肘や腕が重要です。そして最後が足のような指先の柔軟性と強さ。
ずっとピアノをやってるのに、ちゃんと弾けるようになるにはやることがまだまだいっぱいあります。
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