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2014年9月29日月曜日

子どもの楽しいピアノレッスン

以前、私は知育玩具が嫌いだと書きました。
ですので子供のレッスンでも音符やリズムを覚えるグッズなどは使っていません。
これははじめてピアノの会のやり方って訳ではありません、念のため。

先生になりたてのころは色々使いました。
使わなくなった理由の一番は、大きな声では言えませんが、年をとってめんどくさくなったからです。

二番目の理由は「練習の仕方を覚える練習」と「嫌なことだけど必要だからやる努力」と「なかなか出来ないものをどうやったら出来るか考え工夫すること」を早いうちからすこしづつ覚えてもらうためです。言い訳がましいです。いえいえ、半分は本当です。

グッズを使わなきゃ覚えられないほどの苦労をするときは、譜読みはやらなくていいと私は思っています。まだ譜読みには早い時期です。そんな時期の子供には譜読みよりやりたいことがいっぱいあるのでそっちに時間を使いたいです。

でもちょっと頑張ればできる努力はしてもらいます。当然です。子供だって努力です。子供が音符を覚えるのは苦痛に決まっています。当然です。でも努力です。上達のために努力するという能力を育てなければ先が見えています。
無理をさせるのは良くないですが、実は子供の方がプラス1の地道な努力出来たりしますし。こちらがしつこく言えば、ですけど。

グッズを使うのが面倒くさいという負い目から、歌が楽しい、リズムが楽しい、弾けて楽しい、それだけで楽しいと思ってもらおうと私もグッズに負けないよう努力しています。


ピアノは「楽しい」だけでは弾けません。子供にとってめんどくさい事は苦痛ですが必要です。
先生でない親御さんにはだましだまし(笑)楽しく続けさせてもらいたいと思いますが、講師である私は、直球で音楽の魅力を伝え、それを自分で出来るようになるには努力しかないこともわかってもらいたいと思っています。
そして「努力は実る」ことを十年後、味わってもらいたいです。







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