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2013年9月29日日曜日

ピアノを人に聴かせるとは?


あたふたしてて前回のブログ記事を削除してしまっていました。
皆様懲りずにお越し下さって有り難うございます。

人に聴かせるピアノは1でもいいんです。
10のピアノや100のピアノでなくても、ささやかな1を「これがわたしです」と堂々と見せて下さい。

以前、練習しなければピアノは趣味にもならないと書きました。1を練習し続ければ立派な趣味です。ピアノを始める方すべての人が『アヒルのがっしょう』以上のものを弾きたい野望を持っているので、まるで「アヒルのがっしょう」じゃ悪いみたいになっちゃいますが、コードを工夫すると、とびきりの「アヒルのがっしょう」が出来るはずです。「アヒルのがっしょう2013」とか日記代わりに作ると毎年進歩しそうです。(ちなみにドレミファソソソ×3+ソファミレドドドがアヒルのがっしょう全曲です)

なぜ1でも聴かせた方がいいかというと、1という自分を人に応援してもらうためです。「1がいっぱいいっぱいです」と自分を晒して弾いている人と、それを横目に「本当は家で100弾けるんです」と弾かない人のどちらを応援しますか?音痴だった私は始めての声楽のレッスンで「音程であなたの人格を判断しないから安心して」と言われ安心しました。長所のたくさんある皆様のこと、なにもピアノごとき絶賛されなくたってへのかっぱです。
私自身、最近読んだ「若いピアニストへの手紙」(ジャン ファシナ)という本に、「気取りをぬぐい去って本当の自分自身をどれだけ人前に出しているか、、、」という一文に反省の極みです。

1でも人に聴かせて応援してもらえる、アマチュアの方はこれが最大の特権です。
それで失業するリスクだってないんですから(笑)






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