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2014年5月24日土曜日

お金

パソコンが壊れてもう大変でした。
大事なものが一瞬にして消えてしまいました。

過去を取り戻したくて泣きましたが、データ復旧の金額を聞いたとたん、お金の方が大事になりました。お金と天秤にかけた事でお金より価値のない過去と判明しました。

お金はいい判断材料になります。
私は自他共に認めるケチです。浪費というものはほぼしません。でも生き金はどーんと使いたいと思っています。一番の生き金は大事な人やもののために使うお金ですね。もちろん自分も含みます。

と言うわけで、お金が絡んだおかげでデータがたいしたものでない事がわかりました。困ることは困るし、そのために時間もかかります。でも時間より大事でないなら、時間をかけてやればいいだけです。どうせゴロゴロしてるんだし。睡眠時間削っても平均睡眠時間以上です。

今回の事でiCloudを使えるようにしてもらいました。過去は捨てつつ未来のために学習します。

明日はアルテ交流会
定員いっぱいになりました。有難うございます。
バイエル弾くのに今から緊張してます。
ほんと私は努力家です。




2014年5月19日月曜日

活かす

楽器にはそれぞれ可能な音域があります。
声楽では、ソプラノの人はバスの声は出せません。
弦楽器では、低い音から高い音まで楽器自体が変わっちゃいます。
また楽器には、音域以外にそれぞれの楽器に出せる音色も決まっています。

ピアノは88鍵盤あり音域が広いので他の楽器のパートを再現することが出来ます。
でもここに落とし穴があって、ピアノは音域の違う楽器を再現出来るのですが、うっかりその楽器の音色を置き去りにしてメロディーの再現のみに気持ちが向いてしまいます。

「これは弦楽四重奏」、「ここはコントラバスの音ピッコロの音」とかいう意識を持たないとせっかくの音楽の魅力も半減です。ピアノの音色はあくまでピアノの音色でしかありませんが、ピアノはニュアンスは変えられる楽器でもあるのです。

ピアノを弾くとき「ここはオーケストラだったらどんな楽器?」とイメージ出来ると豊かなピアノになると思います。実際はその音自体は出ないんですがイメージすると全然変わって来ます。コロコロと遊び回るピッコロや拍を刻むコントラバスの奏者を想像しながら。。

楽器の王様と言われるピアノ。
王様とは民の声を聞いて安泰な世を治めるもの。
他の楽器の個性を活かしてその名に恥ずかしくない楽器の王でいたいものです。




2014年5月18日日曜日

指番号 追

ピアノ初心者は指使い厳守です。念のため。
どんな指使いでも弾ける指があってこその個人のモンダイです。念のため。


今まで大人の方で、カデンツのドミソを521で弾いて「私の手はこちらが弾きやすいので」という方が何人かいらっしゃいました。何人かいるのは理由があります。

普段、何かをつまんだりするときサッと出る指が2番なのです。しかし日常で使いやすいのとピアノが弾きやすくなることは別です。ピアノは日常使っていない指もまんべんなく使えてこそ沢山の音符が弾けるのです。もし使える指が3本だったら何倍もの運動神経が必要になりもっと大変なのです。特に1番と2番の指の間は手の構造上開いているのでここをちゃんと2番じゃなく3番を使えるようにすることこそ指使いの鍵です。

まずは指使い厳守から始める、ということです。念には念を入れました。

2014年5月16日金曜日

指番号

指番号は絶対的なものではありません。
基本はありますが、最終的には個人的な問題です。


手の大きさや関節の柔らかさ、運動神経など、また、手が大きくても開かない人や小さくても開く人などいるし、指の長さも関係するし、色々「持っているものいないもの」で変わって来ます。理想の手、指、体、、、、と追ったらキリがありません。

テンポを遅く弾く時と速く弾く時では指番号は変わります。
強さでも変わります。
拍やフレーズなどによってわざと変えたりします。
年齢によっても変わります。

指番号が振っていない曲の場合、まず自分で考えてから先生に聞いた方が「その指番号の根拠」が明らかになるので、是非自分で考えるようにして下さい。次から応用出来るようになります。聞いた指番号に「なるほど〜」と納得してこそ応用が効くようになるのです。

基本的な指番号が自分でわかるようになるには、まず基本のテクニックに書いてある指番号を厳守することです。レパートリー曲のようなものでなく、教則本のようなものです。
これで5指をまんべんなく使えるようにしておくと、自分に合った指使いがわかって来ます。












2014年5月15日木曜日

選曲ミスを防ぎたい

自分が好きでしかも自分が上手に弾ける曲を選ぶのは本当に難しいです。


好きと思って弾いてもどうも気持ちが入らないというのもあるし、好きではなかったけれどリクエストされてとか簡単そうだからという動機で弾き始めた曲がものすごく好きになったり上手に弾けたり、、、。

悔しいのは、これと決めて一度練習を初めても「やっぱり弾けない」「やっぱり自分に合わない」となってしまったときです。それはそれは無駄な時間をつぎ込んだ気になります。そして発表会前だったりすると「もう次の曲今からやるのは間に合わない!!」と青くなったり赤くなったりします。

そんな皆様に朗報があります。選曲ミスを無くすにはコツがあるんです。

そのコツとは、普段から自分に弾けるものをたくさん譜読みしておく、です。

朗報でなかったですか?(笑)
「1曲譜読みするだけでも相当時間がかかるのにたくさん譜読みなんて出来ない!」という声が聞こえて来そうですが、そもそも時間がかかる曲の譜読みしかしていないことが選曲ミスのもとなのです。

弾けるレベルの曲を沢山弾くことがどんなに大事かは、いつも言っていますがなかなか理解して頂けません。そのめんどくささこそが本当は選曲ミスを防ぐ近道なのです。


まあ、選曲ミスでもう一度別の曲をやり直すのも、めんどくさいことを普段から根気よくやるのもそのぐったり具合は同じでしょうかね。

でも結局は急がばまわれ。しょうがないんです。ピアノに近道はないんですから。
結果はそこにしかついて来ません。




2014年5月13日火曜日

ケッパー

スモークサーモンのお供ケッパーの種をいただきました!!

発芽率がそんなに高くないようで育てるのも時間がかかりそうです。でも楽しみに育てたいと思います。種から育てるのはやっぱり格別です。ウキウキ。


スモークサーモンに入っているケッパーのあの丸いのは何か、というと実ではなくつぼみだそうです。


なので花が咲く前に摘まなくてはならないのです。
つぼみ好きの私ですが、さすがに摘んで食べるのは罪悪感があります。。というのは今だけでざっくざく摘んじゃうと思います。

写真を見ると花はトケイソウのようでとてもきれいです。なので、1年目は木を育て、2年目は花を愛で、3年目にいっぱいついたつぼみのうち少しだけいただこうと妄想中です。このつぼみを塩につけてアクを抜きまた塩につけ食材となるようです。道のりは遠そうです。


まずは発芽させないと!





2014年5月12日月曜日

ショパン

ピアノの詩人ショパンはバッハを弾く事を大事にしていたそうです。
また、ショパンはオペラが大好きでした。
でもショパンの曲はバッハっぽくないしオペラも1曲も書いていません。


私は音楽は好きですが、一番ではありません。ない気がします。じゃあ何が一番かと聞かれると答えられません。音楽ほど圧倒的時間をかけて努力をしていないので、そこまでやっても本当に好きと言えるか、となると自信がないのです。

話が逸れましたが、ショパンの曲はバッハともオペラとも遠そうですが、右手左手別々にメロディーを奏でられるバッハのピアノテクニックや、オペラのようなドラマをイメージする心があるとショパンのピアノは更に美しく歌ってくれると思います。

自分が一番好きなものが形になるのが一番いいけれど、もしかしたら一番好きなものは、他のものにたっぷりの栄養を与えるための存在でもある、と思ったりします。

ショパンがバッハやオペラを好まなかったら、もしかしたらショパンのピアノ曲は変わっていたかもしれません。





2014年5月11日日曜日

一番幸せなのは?

大好きな人が『いい人生だな』と幸せを感じてくれることが一番の幸せと思います。


「傷つくならば愛ではない」という本があります。難しい本ではないのですが、なんていうかわかりづらい本なのであまり読まれてないようです。でも納得のいく方には気づきが多い素晴らしい本だと思います。私の愛読書の一つです。私は同じ本を最低5回くらいは読みますがこれは10回は読んだでしょう。ぱらぱらと立ち読みで読んだあと買いました。





2014年5月9日金曜日

クレマチス

紫のクレマチスです。
いただきました。


冬は枯れて見えるツルにこの季節になると葉が茂りちゃんとこんなキレイに花咲くのですもんね。たいしたもんです。

つぼみも縞があってかわいいです。つぼみがかわいい花は花が咲くとなんだかもったいない気持ちになったり。勿論花も好きなんですが。


クレマチス=鉄線は実は違うらしいです。ほんものの鉄線は冬に鉄の線にならないらしいです。そして色も白だけだそうです。






2014年5月8日木曜日

オペラ

オペラは歌入りのお芝居です。
中身はフツーのまたはドロドロのまたは大げさなまたはばかばかしいドラマです。
が歌やオーケストラがスゴいので高尚っぽくなってます。でもストーリーは高尚ではありません。高尚って何かわかりませんが。

歌入りのお芝居というとミュージカルがありますね。違いは歴史にあります。
というと堅苦しく聞こえますが、オペラは「マイクのない時代に」「屋外で」誕生したって話です。

そのために「声」が必要でした。マイク無しで野外劇場で聞こえる声。
これがオペラなのです。
なので劇場や音響システムが整うようになった現代でもオペラはマイクを使わずこのころの発声法で歌います。

声楽家がポップスを歌うこともよくありますが、よく見るとマイクを口から離しています。声楽の歌手がマイクに口をつけて歌うととんでもないことになります。ポップスと声楽は発声法が違います。どちらが上手ではなく別物です。あまちゃんの小泉今日子さんの歌う潮騒のメロディと薬師丸ひろ子さんの歌う潮騒のメロディーはまったく別の良さがありました(薬師丸さんはオペラ歌手ではありませんが)。

この声が嫌いという方もいます。でもこの声をスゴいと思うのがオペラです。













2014年5月7日水曜日

反省と論理性

こんばんは。


私は真面目なのですぐ反省します。そしてマイナス思考なのですぐ後悔します。そしてネガティブなのでずっとそれを気にします。
が、調子いいので反省した事も後悔した気持ちもうっかり忘れます。

先日、友人に「こんなでこんなで反省した」ような話をしたら「つまりこうでこうでこうだと良くないんだね」とその友人がまとめてくれました。
なるほど。
反省した事を感情でなく論理的に整理しておくととても覚えておきやすいという事がわかります。うっかりが減るかもしれません。

自分で話しておいて「こういうことなんだ」と人にまとめてもらって初めて自分の言いたい事がわかることがよくあります。しょっちゅうです。昨日は別の友人と話してて「そう!そう言いたかったの。わかった?」「しかも要点がまとまっている」と納得しました。

ピアノも同じですね。感覚でとらえる事はとても大事だけれど、定着には理論も大事。レッスンでは自分が弾くことより、先生のアドバイスを聞く事を中心にした方が役立つかもしれません。


今日もお読み下さって有り難うございました。
5月らしい風と光に満ちた一日でした。
おやすみなさい。







2014年5月6日火曜日

もう少しバイエルとかチェルニーとかについて

チェルニーやバイエルの代わりに、少し前はトンプソンやグローバーが流行っていて、今は日本ものやバスティンなどが流行っています。そしてハノンの代わりはバーナムです。


それらがバイエルと決定的に違うのは中央のドから始まって、最初からヘ音記号が出てくる事や両手を使う事です。強弱も最初から出て来ます。歌詞もついていたりわかりやすいです。これらの教本がバイエルと違うと評価されていた(いる)一番の理由は音楽性がつく、という点です。バイエルは機能和声の曲ばかりですが、上記はいろいろ出て来ますので。
バーナムは譜読みがカンタンでとっても短いのでさっと出来ることが利点です。

で、私もこれらを使っていました。
子供達の導入にはやさしくて使いやすかったです。なによりすぐ合格するので次にいきやすい。

でもその子たちが大きくなった時、個人差はありますが、テクニックがついてなかった!(ごめんなさい!)。譜読みは出来る。でも音が雑なのです。ロマン派や近現代は確かに音楽的っぽく弾けるけど、モーツアルトなどの古典派と言われるもの左手ドミソドミソみたいな曲がなんのスポーツかって位うるさく音楽でなくなってしまいました。音楽的になる教本のはずだったのに。。

西洋でバイエルやチェルニーは使わないから、という理由でレッスンで使っていない先生も多いようですが、でも私が思うに西洋人にはもともとドミソのような機能和声の音楽が体に染み込んでいるからやらなくていいのでは?逆に日本人は鳥の声、風の音が音楽みたいな民族ですからやらないと西洋音楽の基本がわからないのでは?ドミソすらきれいでない音楽性ってどうなの?って話です。

「音楽的に弾くためにはテクニックが必要」ということでした。チェルニーでなくてもナチュラルポジションで徹底的に指をコントロールしておくことが非常に重要だと思います。するとショパンもドビュッシーも絶対音がきれいになるのです。

バイエルやチェルニー、それだけでは足りないけれど、バロック時代の練習が必要なように日本人だからこそ古典派の練習も大切にしたいなあと思っています。
私は教則本は古典、曲集はいろいろな時代、国をまたいで使っています。











2014年5月5日月曜日

5月 アヂサイ



今月もカレンダーを載せてみました。日本では6月が紫陽花、でも家のカレンダーは5月が紫陽花です。ちょっとボケちゃいましたが薄いグリーンと地の紺色がマッチしてます。




2014年5月4日日曜日

ハノン教則本やチェルニーの練習曲

どうでも良く弾くなら弾けますがちゃんと耳を澄まして音の粒を揃えるとなるととてつもなく難しい。これを本当にきれいに弾けている生徒さんはほとんどいないと思います。かくいう私も弾けていません。さっぱりです。

それでも結構曲は弾けちゃったりします。ようするに耳は美しいメロディーにごまかされる物なのですね。本人はそれで楽しいので困りません。

でも本当は弾けてないけどそれらしくなっているから自分はいいやというピアノを聞くより、いいピアノを弾きたい聴かせたいというピアノの方が聞いていて気持ちいいと思うのは私だけでしょうか?

ある年代からバイエルやチェルニーは使われなくなりました。
色々な理由から。
でもデメリットもあればメリットもたくさんある事に講師を続けて来て気づきました。そしてデメリットは割と些細でしかも他で補えるけど、メリットは他で補う方がよっぽどめんどくさいです。

聴かせる聴かせないは別として音楽はやはり「聞こえる」もの。ハノンをやらなくてもチェルニーをやらなくても、それに代わる音の出し方の練習は、自分のためというよりむしろ人のために(笑)やった方がいいと私は思います。

2014年5月3日土曜日

この年になって

生徒さんが10年早くピアノを始めていればよかった、とよくおっしゃいます。体の悪いところはどこじゃなくいいところがどこもないと(笑)。
もし若い肉体だったらやはり動きもなにもかも違うと残念な気持ちになるのでしょう。

大事なのは気持ちというのは違います。
気持ちだけではどうにもならないこともあります。

私はこの年になってわかった事の一つに、肉体は衰えるということがあります。

ただ今の自分で肉体だけ10年若かったら何かが変わったかというと、私の事だから変わらなかった気もします。そして10年後、『10年若かったら』なんてのたまっている気がします。
















2014年5月2日金曜日

根を詰める

ピアノは地道な作業が必要なので、やる側は癒しどころか苦痛でしかない事が多々あります。

なので、気分転換しながらのんびり弾くのも大事です。音楽の意味を忘れてしまいますから。

しかしのんびりばかりでもそれは喜びの半分しか知らない事になります。たまには根を詰める事も大事です。

どっちだって話ですね。

何事もバランスです。
誰よりもバランスが悪い私だからこそいつも思います。

2014年5月1日木曜日

音楽朗読

『音楽朗読』はお話の間に音楽が入ったり、お話のバックで音楽が流れたりします。
音楽は脇役です。

でも脇役っているといないじゃ全然違うんですよね。そして脇役は顔がいいだけではだめです。主役を立てる、これが脇役の一番の仕事です。

5月25日のアルテの会では、ピアノ初級編とピアノ上級編の2通りをやってみます。
1つはある絵本にバイエルよりもっと簡単なピアノを付けました。
「皆様にもすぐ出来る」を目指し、ピアノの会の生徒さん達も使っているテキストを使ってみました。ですので限られた曲の中でという制約があったのですが、しかし!とっても豊かに出来ていると思います。こんな簡単な曲でもあるとないじゃ全然違う、それを感じて頂けると思います。

もう一つは昔話にドビュッシーを付けました。
これはもう、そのために作った曲か?というくらいマッチしています。
ドビュッシーは絵画的と言われますが文学的でもあります。
ドビュッシーは8曲くらい、1曲につき1、2ページ程度ですが、弾いた事がある方は、「この曲はこんなお話を想像して弾くといいんだ〜」というのも感じてもらえると思います。


音楽を奏でるとは物語を理解する事だと今回も改めて感じました。
今回はプレゼンですのでさくっと紹介するだけですが、音楽朗読クラブが出来たり、そのクラブで発表会に出たり、ボランティア行ったり出来たらいいです。



第3回アルテ交流会

今回は私たちが
脇役ピアノの楽しみと題して『音楽朗読』をプレゼンします。



第3回アルテ交流会
「脇役ピアノの楽しみ〜音楽朗読へのお誘い〜」

5月25日(日曜日)

10:00〜11:45 

会員500円 非会員1000円

都内 (お問い合わせ下さい)

終わったあと1000円くらいの懇親会もあります。




音楽は物語が一緒だとすごく捉えやすいんです。
この曲はこう言う曲だな、って。こう表現するといいんだなって。
もちろん音楽には幾通りもの解釈や物語があるので、それが正解ではありません。
でも参考にはなります。一つの参考にして下さい。譜面通りには弾けるけど何かが足りない、と思ってらっしゃる方はたぶんここです。

いつもソロで主役でピアノを楽しんでいる方にこそ聴いて頂きたいと思っています。
脇役はヤミツキになりますよ。


                 お問い合わせ info@hajimetepiano.org