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2014年5月4日日曜日

ハノン教則本やチェルニーの練習曲

どうでも良く弾くなら弾けますがちゃんと耳を澄まして音の粒を揃えるとなるととてつもなく難しい。これを本当にきれいに弾けている生徒さんはほとんどいないと思います。かくいう私も弾けていません。さっぱりです。

それでも結構曲は弾けちゃったりします。ようするに耳は美しいメロディーにごまかされる物なのですね。本人はそれで楽しいので困りません。

でも本当は弾けてないけどそれらしくなっているから自分はいいやというピアノを聞くより、いいピアノを弾きたい聴かせたいというピアノの方が聞いていて気持ちいいと思うのは私だけでしょうか?

ある年代からバイエルやチェルニーは使われなくなりました。
色々な理由から。
でもデメリットもあればメリットもたくさんある事に講師を続けて来て気づきました。そしてデメリットは割と些細でしかも他で補えるけど、メリットは他で補う方がよっぽどめんどくさいです。

聴かせる聴かせないは別として音楽はやはり「聞こえる」もの。ハノンをやらなくてもチェルニーをやらなくても、それに代わる音の出し方の練習は、自分のためというよりむしろ人のために(笑)やった方がいいと私は思います。

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