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2015年1月21日水曜日

ピアノの悩みって

「練習しても上手にならない」がピアノの悩み一位とか。


いえ。
その悩み、「練習したらいつか弾ける」と思い過ぎてるだけかもしれません。

ピアニストが弾いているとカンタンに聞こえます。
プロもアマも同じ楽譜を見ているので、楽譜が読めた時点で弾けるような錯覚に陥ってしまいますが、それは違います。プロのような演奏はプロだから出来るのです。短い会話でも母国語の人と母国語でない人では発音が違う、そんな感じです。どんなに音符が読めようとどんなに短い曲だろうと、弾けないものは弾けません。バレエダンサーは立ってるだけで歩いただけですごい。じゃ、3歩なら素人も同じように歩けるか変わりないかっていうと、そんな訳ないですね。プロのピアノもそういうもんです。

上手になる事を目標にするのは当然。
でも、最初は練習するほど上手になっていたピアノもしばらくすると「練習しても上手にならなく」なってきます。レベル1で弾けなくなる人、レベル10で弾けなくなる人、レベル100で弾けなくなる人。。残念ながらレベルの差こそあれみんなそこに行きつきます。

大人がこの悩みを解決するにはまずはピアノはものすごく難しい楽器と認識する事です。そして「そんな難しいピアノは練習したからって全員が上手になるものではない」と潔く認めることです。
練習したら弾けるってもう天才です。
能力的にも時間的にも肉体的にも精神的にも。
100メートル走20秒の人が練習して10秒になるって天才です。
100メートル50秒の私は練習しても30秒限界です。そこで悩んだところでもっともっと練習したところで速くなりません。


「練習しても上手にならない」は当然の事です。
それでもピアノを楽しめるかどうかの方が大事です。















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