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2013年12月24日火曜日

技術と表現と

「表現」と「技術」、プロとアマチュアでは意味が違って来ます。

素人の手作りニットはデザインがかわいいくて編み目が不揃いなのも味です。でもプロのニット師の作品は、何気なくても、編み目が揃って寸法が正確で着やすくてといった最高レベルの技術があった上でのデザインでしょう。敢えて不揃いのデザインとかはあるかもしれません。

プロに関しては技術のない表現はありえません。徹底した基礎と高い技術があってこその表現だと思います。

プロの方がそこにどれだけ力と時間を注いでいるか知れば、素人はそのプロのまねをして、シンプルな編み目で勝負なんか出来るわけがないのです。

なので素人はデザインや素人の味で勝負するわけです。素人らしさは時にプロフェッショナルとは違う魅力を出します。家庭料理選手権という番組で「これは家庭料理というよりプロの料理ですね」と褒められつつ優勝出来なかった方がいました。家庭料理に求められるものはプロの味とは違います。そしてプロのような人とプロでは違います。

素人は技術がないからこその表現が必要になります。私もプロの演奏家ではなく素人です。素人を見下げてるわけでなく、それだけプロは上の上にいるってことです。


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