ページ

2013年12月20日金曜日

世間知らず

「世間知らず」という言葉があります。
わからない事が出て来た時、私も自らこの言葉をよく使っていました。
今はなんて恥ずかしい物言いをしていたのだろうと、赤面しています。


「世間知らず」とは考え無しで勉強不足なだけです。
それなのにこの言葉には、「自分は悪の世界を知らない純粋な人間」アピールが満載です。「世間知らずだったのでだまされた」という発言の中には、私は素直な良い人なので悪い人の餌食になった感たっぷりです。

「世間知らず」を「純粋」と混同して使うのは大きな間違いです。

私は気づきました。
純粋な人は、そもそも人の頭だけ使ってラクするのは失礼だとわかっているので、ちゃんと自分で調べる習慣があって、悪人の餌食になりづらい。
素直な人は、好かれて良い事が多いので、勘で悪い事はわかりやすやすい。上手い話はたくさん来ても上手すぎる話には乗らない。また、自分の責任で判断するので、そうなったときでも「自己責任」ととらえている。
そんな友人たちは自分の事を「世間知らず」と言いません。

私もそれを見習って、恥ずかしい自己アピールはやめ、何かのときには「考えが足りなくて」と使う事にしました。ついでに「世界が狭くて」も、「高尚な音楽の世界だけ知ってて大衆の世界を知りません」アピールが見え隠れするので、こちらは「経験不足」に変えたいと思っています。これで上手い話がたくさん来るようになればと思います。

0 件のコメント: