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2013年12月10日火曜日

ピアノレッスンの意義 2

おはようございます。
「秋はこんなに過ごしやすかったんだ〜」と思っていたら、すっかり冬です。「冬はこんなに寒いんだ〜、いや、確かもっと寒かった気もする。。。」と冬本番の寒さに今からドキドキしています。

前回は習い始めのピアノレッスンの意義について書きました。今回はもう少し進んだ方の私の思うレッスンの意義です。

算数が出来て指もしっかりして来たら、表現のレッスンです。アーティキュレーションと言うと難しく感じるかもしれませんが、ただその曲らしさを楽譜から読み取ることです。音符の量には関係ありません。2段の曲で充分です。それをすると、生徒さんのピアノが、いきいきしてきて、流れて来ます。自分で譜読みしたり練習したりしてるわけでないのに自分が弾いてる感じを味わえて、わたしはこの感覚がとても好きです。余談ですが、生徒さんがコンクールなどで活躍してくれる事も、ピアノの先生にとってはこの感覚じゃないでしょうか?人のふんどしで相撲を取るってことですね。

アーティキュレーションは、勿論簡単には出来ないので「どういえばわかるかな〜」と悩みます。そして、生徒さんがそれを「出来ません〜、わかりません〜」と言おうものなら「出来るまでやります!わからせます!」とムキになってしまいます。ムキになって、ものすごくねちっこくやります。

ムキになられるのはうっとおしいかもしれませんが、一人だと思い込みや一人よがりが生じてしまうのも事実です。レッスンを受けると、一人で向き合っていると見えないところを第三者として指摘してもらえます。作曲家との仲を取り持ってもらうような、、、。そして、一人だと「まあ、ここまでできたからいっか」と妥協をしてしまうところをレッスンでは追求されるので、うっとおしいと思いながらも、そうなるよう練習し、努力します。これは大きなレッスンの意義ですね。苦しい作業だけれど、仮にそれが出来なくても「音楽ってそんな深いところまで追求するんだ。ピアニストってそこまでやってるんだ、すごいなあ」と音楽の聴き方が変わって来ます。

出来なくても、練習が足りないときでもそれを味わいにレッスンに行くだけでも、ここにレッスンの意義はあると思っています。





















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