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2015年12月24日木曜日

リスト

「生きている愛しき人々を光で照らし、亡くなった愛しき人々を安らかに眠れるようにすること。それが私の芸術の求めることであり、目的なのです」


とリストさんは言っているそうです。
高尚ですね。さすが「巡礼の年」の作曲者です。
しかし若い頃はモテモテのイケメンでやりたい放題だったようです。生き方って変わるものですね。

あれだけのイケメンですから若い頃のやりたい放題は仕方ないのかもしれません。そんな風になったことがないので、チャラいだのなんだの言いたくもなりますが、困るくらいモテちゃったらそうするしかない、というのがあちら側の言い分でしょう。私だって、一億円現ナマで「どうぞどうぞ、ご自由に好きなだけ持って行って下さい。もう好きにして下さい」って言われたら、せっかくのご好意、一万円くらいもらっておきますね。謙虚な私ですらそうです。それが人情ってもんです。いえ、本当は一億全部もらいますが。
ある意味、あちら側は試されています。
あちら側にしてみたら「苦労なくていいよね、そっちは」ってとこかもしれません。

親は心配したでしょうね、どうなることかと。
まさか上記のようなセリフを言うオトナになるとは思いもしなかったはずです。
自分の子供でなくてもそれはわかります。

経験は人を変えます。
しかしその経験を生かす感性や思考力がなければただの出来事で終わってしまいます。
言うなれば経験が人を作っているようで、本当は感性と思考が人を作るのだと思います。
リストさんはやりたい放題しているように見えて、すべてを実として晩年に至ったのでしょう。

流れに乗ることは大事ですが、感性と思考は研ぎ澄ましておきたいものです。




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