親が子供に習い事をさせる理由は生涯の趣味となるものを、という思いが大半でしょう。が、「才能探し」の面もあると思います。
幸せに豊かに生きて欲しいから、好きな事をして生きて欲しい。
そしてあわよくばそれを職業にしてお金を稼げるようになって欲しい。過激な表現ですが要するにそうでしょう。得意なことを伸ばす、というのは究極そういうことです。
でもこう言っては身も蓋もありませんが、才能はそんなに転がっていません。人にはそれぞれ才能があると言いますが、その場合のそれぞれの才能とはそれぞれの個性であって、世の中で羨望のまなざしとなる才能は滅多な人にはありません。
才能のある人はほっといてもその道に行くようになってると私は思っています。
何故なら才能は目立つから。
人と違うから。
天は二物を与えずと言いますが、世の中で抜きんでて活躍している人は皆、最低二物以上持っています。女優さんだって綺麗なだけのようで、セリフを覚える頭や朝から晩まで撮影できる体力や周りとちゃんとやれるコミュニケーション力などなど、2つどころか4つ以上の能力を持ち合わせています。というよりたった一つの才能ではその才能は上手く活かせないんだと思います。だから最低2つくらいないと相互作用が起きない。
それが才能です。
ピアニストを見てても、そうです。
じゃあそんな羨望の眼差しになる才能がない人はどうするか、というと豊かに幸せに生きていく自分にあった趣味と「一つのことを続ける力」だと思います。才能がなくても続ければ何かになる。自分の成長としてもそれは十分な効果だし、才能がなくても続ければ結果として職業になることは私が実証済みです。
習い事は、色々試してみるのも楽しみとしてはいいですが、始めたらやめない、やったからには続ける、という教育も大事だと思います。
楽しそうに見えることでも本当はすごく努力が必要なことがわかる。
続けると力になる事がちゃんとわかる。
実際には第3者だから言えることなんですけどね。
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