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2016年11月23日水曜日

やり抜く



楽器演奏は難しいですが、だからこそ一生追い続けられます。
一生続けるものがあってよかったなあとつくづく思います。
ピアノには、楽しさだけでなくやり抜く大切さを教わった気がします。
ピアノがなかったら私のことなので、一日中ゴロゴロダラダラしながらつまらないのを人のせいにして不満ばかり言っていたと思います。

やり抜くことは生き抜くことだと思います。
上手には生きられなくても、後悔だらけの人生でも、カッコ悪くても、人より劣っていてもそんな自分を受け入れて自分なりに一生懸命生きる。

今年のサロンの会の日、私はすごく緊張していて「もうこんな緊張から解き放たれたい」「もう二度と弾きたくない」と心の中でつぶやいていました。
しかしふと、「自分の人生であと何回演奏できるんだろうか」と思ったら、その1回がとても貴重に思えました。こんなありがたいことないと感じました。ピアノが弾ける、それは幸せ以外の何物でもない、それを考えたら、間違えるとか間違えないとか気にするのは本当にバカバカしいと思えました。

楽器は上手下手がわかりやすいだけに、人の目が気になります。
上手じゃないと引け目を感じてしまいます。
ピアノが下手だと人間の価値も低いような気さえしてきます。
でも、上手に弾けないから弾かないなんて小さなことにこだわるのはもったいない気がします。まして人間の価値にまったく関係ありません。

「自分なんか」と思うと何も出来ないけれど、「自分なんか」がやれることを一つづつやっていけばいいと思います。凡人はそれで充分です。

今世この自分で生きるしかないので、どうせならしっかり生き抜きたいと思います。






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