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2015年4月23日木曜日

気持ちはわかる

忙しくてピアノをやる時間がない。
人前で演奏するほどの力はない。
それを覆すほどの気力もない。
だからピアノをやめよう、弾かないでいよう。

気持ち、すごくわかります。
私はもともとそっち側の人間。
やめたい側。弾きたくない側。
むしろその気持ちだけしかなかったし。

ピアノを続けて来て良かったと思っていますが、でももし途中でやめていたら不幸だったかというと、そうは思いません。それはそれで別の幸せがあったのかなと思います。もしかしたらそっちの方が幸せだった可能性もあります。ピアノを弾く代わりに手芸に目覚めハンドメイドの星になっていたかもしれない。人前で弾かなければ恥もかかずひねくれず素直で従順な女子になっていたかもしれない。

大人として「自分を知る事はいい勉強になった」と言いますが、じゃあそれをしない人はとんでもないかって言うとそうでもありません。ちゃんと立派に幸せに生きている。

やって勉強になるってことはすごいいい事で人生を豊かにしますが、別にやらなくたっていいじゃん、これで身の程、充分だし、小さな幸せあるし、やるとかえって悪くなる、と言いたくなくなる自分もいます。














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