とベートーヴェンの月光の第3楽章を持ってらしたことがあります。
たぶん1年という設定は、かなり長いつもりだったんでしょうけどそうは問屋が卸しません(笑)。ピアニストはさらさらっと苦労せず弾くので、そんなに難しく聞こえなかったんでしょうね。そしてピアノを弾く人がこんなに苦労しているとは思わなかったんですね。それはお話ししましたがそれでも頑張り続けました。そして1年半たったある日、「やっぱり弾ける曲を弾いていきます。月光はやることやってから言います」とご希望が変わりました。
大人は楽譜が読めるので、イコール弾けると思ってしまいがちですが「何の音を弾くか」は出来ても音の長さをその通り弾くことが難しいですね。パソコンの入力のように、アルファベットの入力は早くて変換やシフトのところは考え考えでいいというわけにはいきません。決まった時間の中で次の音に行かなくてはいけない。しかもその決まった時間と言うのが 0. 0何秒。しかも何よりパソコンと違ってきれいでなくてはならない。
ほんのちょっと上ちょっと上を目指して、振り向いたら結構上って来たな、と言うのがピアノの上達だと思います。
1年かかって出来ることはたかが知れている。
でもそれをやらなきゃ始まらない。
今日もこれからピアノ弾きます。
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