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2015年4月8日水曜日

違うプロ

らららクラッシックという番組をよく見ます。

音楽家と作家とタレントと3人で曲や作曲家についてお話しします。
三者三様の職業性が出ています。


作曲家の加羽沢美濃さんは音楽の専門家だから本当はなんでもわかっているんだけど、まるで自分も同じようにわかってない風に、出演のタレントさんや見ている人のレベルにぐんと下がって来てくれて、わかりやす〜く説明してくれる。池上さんや林先生もそうですよね。よく知っている人ほど簡単な言葉でそのことを語れる。専門分野ご案内役のプロです。

作家の石田衣良さんはわかってる事とわかっていない部分をハッキリわけて、初めてのことは素直な感情を表現し、わかっている事は別の喩えなんかで話す。
その際の言葉の選び方がさすが作家、誰も言わないような言い方で言う。
石田さんでなくても、作家の方はテレビのインタビューでも、視点、話し方、伝え方が全然違う。これがプロの小説家なんですね。

タレントの方はというと、わかってる風に話す(笑)。
どこかで聞いたようなことを自分の事のように話したり、瞬間的に同意していたり。
タレントの答え方は好きではありませんが、きっと芸能界ってはったりでわかってなくてもわかってるみたいに渡っていくんだろうな、と思わせます。それっぽく答えるというプロです。

視聴者ってわかっちゃうんだなぁと思います。本人はわかっちゃってるってわかってない感じだなあと思います。じゃあ自分は、というとわかってる風に話すタレントに近いです。でもタレントのように別の才能がある訳じゃないのでタチ悪いです。

わかってる風でなく正しい知識を持ち、それを易しい言葉で解説出来るようにならなくてはと思います。



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