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2015年4月14日火曜日

知識

新しいものの発見はゼロから一のようで実はすでにあるものの組み合わせです。

子供は学校の勉強の必要性を理解せず渋々やっているし、中学くらいになると学校の勉強は役に立たない、何故やるのかと疑問を持つようになります。これは一つ一つの部品を作っている最中だから、それが何になるのか理解出来ないからだと思います。

でも年を重ねると人生には無駄がないということに気づきます。
それは一つ一つの部品が大きな物を作り上げるのだと知るからです。

たとえば全く無駄に思える数学。
最近苦手なPCやら計算やらするようになって、ふと小学校や中学の時に算数や数学を解いていたことを思い出しました。
つるかめ算をPCで使う訳ではありません。
でもつるかめ算のからくりのようなことってたくさんある。
一つずつ整理して順序だてて確認しながら答えを導き出す。
そんな「考え方」のクセがある人はすでに一つの部品を持つ、ということになると思います。

それと同じで、ピアノでも役に立つんだかなんだかと不信に思ってやっていたコールユーブンゲンなんかをもしやらなかったら、音程ってどうやってとるの?と疑問に思っていたかもしれない。やらなかった人にはない小さな部品になっているのかもしれない。

なにかを作り上げるには、ゼロから一でなく0.0001の積み重ねの気がしてます。
先人の作り上げてくれた既成の知識は決して無駄なものではありません。私のように知識がなく頭で考えるのが苦手な人間はとかく感覚で物事を進めがちですが、知識を積み重ねることはとても大事な事だなと、今になって思っています。



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