楽譜は紙だけで伝えたい事を伝えなければいけないのでとても工夫がされています。
「音を読むだけのもの」と思ってしまうととても勿体ないです。
音型を見る、左右のバランスをみる、スラーを見るなどなど、絵として見る事も大事です。色々想像する事が出来ます。
ト音記号が上行しててヘ音記号が下行していると、楽譜の間に空間が出来ますよね。そうすると見た目通り幅広い感じ。
右手の音がずーっと延びてて左手に♪がいっぱいあると、波が立ってるところに揺れる舟かなとか、表面は冷静を装っているけど内心激情している感じかなとか。
小さなスラーの連続だと軽快な忙しい感じとか、スタッカートは点々がいっぱいあってポップな感じとか、「模様」や「柄」だけでも曲の感じをつかめる。
そして読んだものをそうなるよう練習する。
それはたぶん音にすると言うより命を吹き込むってことだと思います。
音が鳴るんじゃなくて、生きてくる。
この時、小節というものにもぜひ注目して下さい。長〜いひとつの車両ではなく決まった大きさの車両がいくつも連なってる感じ。これだけでも動きが出てきてイキイキします。
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