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2016年7月29日金曜日

道程

大人の方で「部分練習すると弾けなくなるんです」とおっしゃる方がいます。
「片手練習をすると両手で弾けなくなるんです」とおっしゃいます。

でもそれが上達の過程。
一旦、後戻りすることになっても必要なことです。

フォルテで練習、ゆっくり練習、アクセントをつけて練習、リズムを変えて練習なども同様ですね。最終的にそれで弾くわけではないけれど必要なことを一つずつやっていく。たとえ全体が崩れてしまっても。

運動とピアノの練習は似ています。
試合に勝ちたければ、練習試合だけでは勝てない。
ランニングや素振りや筋力トレーニングやいろいろする。
プロの選手の試合での様子を真似ていても練習にはならない。

ピアノも同じです。
ピアニストはこの速さで弾いている。
左手をすごく弱く弾いてる。
ここでゆっくりしている。
体を揺すっている。
これを表面的に真似していてもピアニストのようには弾けません。
運動選手がまず体を作るのと一緒でまず指を作らないと。
音楽的にどうこうできるのは指があってこそです。

一つづつ、一歩づつあらゆる練習を、完成時とは真逆の矛盾するような練習を含めて積み重ねてやってピアノが弾けるその曲が弾ける指を作る。
これが地味すぎてヤになっちゃうんですが、これしかないんですよね。

音楽に憧れて、それがやりたくて始めるわけですが、弾ける指がなければどんなに音楽的に優れたものを持っているか主張したところでそれは実現不可です。


練習の過程において音楽は、いつか近づきたい遠い遠いところにある「憧れ」です。

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