もともと出来る人がいます。
ピアノも始めたばっかりなのにどんどんできちゃう子がいます。
耳よし、リズム感よし、音程よし、関節よし、体力よし、指は動く、音楽的センスがある、しかも一番大事な努力する、素直な心というのまで持っている。。
もう生まれつきです。
認めるしかないんですね。
「才能がない」と言われるのは残酷なことですが、ほとんどの人がそうなのでわざわざ残念がるほどのことでもないのです。それを残念がっていたら生きていけないくらいみんな才能ないし、人の容姿や頭脳や家庭環境だって不平等です。
才能がないことを認めるのは気持ちが楽になることでもあるのです。
私は音楽を職業にしていますが、才能があるわけではありません。
上記にあげた条件は一つとして当てはまりません。
耳悪い、リズム感悪い、音程悪い、関節細い、体力ない、指動かない、センスない、しかも努力は大嫌い、ひねくれている。全部揃ってます。
職業は継続なんです。才能ではありません。
継続さえすればこの程度にはなるのです。
会社に入って配属された部でそのことをずっとやっていると出来るようになりますよね。
それと同じです。
好きじゃなきゃ出来ないって言いますが、それも違います。
好きな事も続ければ嫌いになるし、嫌いな事も続ければ好きになります。
ただそれでも続けるとこの上なく好きになります。
「生まれつきの才能には絶対敵わない」とわかっていると無理はしません。
それがわかっていないと、悩んでしまう。
できないのはなんで?向いてないから?やり方が悪いから?努力が足りないから?と。
思考は大事ですから、存分に頭を使ってやり方を見直したり努力はしなければいけませんが、人の100万倍やって手を壊してヘトヘトになっても元々出来る人にはかないません。
この事がわかるまで長い歳月がかかりました。
やってもできないことは仕方ありません。
自分のカードの中で工夫して楽しく生きていく、そんな課題に取り組み中です。
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