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2015年2月21日土曜日

なぜ間違えるんだろう…

家では出来るのにあがってしまって出来ない、、

といくら言ったところで出来ません。
それが言い訳でなく本当のことだというのは私もよくわかっています。
でもそれはこの際どっちでもいいのです。

自分に悔しいし聞いている人にいいところを見せられなくて、だから言わずにいられない。でも悔しがってるだけでは何も変わりません。
間違えたことがまるで何かの間違いのように思っているうちは何も変わりません。
あがって出来ないと言ったところであがり症は治りませんから何も変わりません。あがらない人は生まれつきの特殊な能力です。あがり症は死ななきゃ治りません。
死んでもあがり症でなく生まれ変われる可能性の方が低いです。

家で出来ているから外でも出来ると思っている時点で間違いなのです。
外でも出来るには「家では出来る」の100倍の質の練習が必要です。
ここを絞りましょう。

最初から最後まで通しで100回やってもダメです。
質を上げないと。

質を上げるとは細分化練習です。
短く区切って片手とか違うリズムで弾くとか。
そして基礎の練習です。
もし曲の中に1小節音階が出て来るなら、それと同じ調の音階を4オクターブ10回繰り返して弾けるくらいの基礎力がないと曲の中でそれをパッときれいには弾くのは不可能です。
弾けたらまぐれです。
これをやらず、なぜか弾けない…もへったくれもありません。

どんなに簡単そうな曲でも、私たちは日常で両手の違う指を同時に動かすことをしていないのですから、習慣になっていないことがそんななまぬるい練習で緊張しながら出来る訳がないのです。音階がお箸を使うように習慣にならなきゃ、出来るときもあれば出来ないこともあるのが当然なのです。お箸だってもし50人の人に見つめられて1分間で豆20粒を落とさず移動させて下さいと言われたらどれだけ出来るか。

これは楽しくなさ過ぎる、と思う方は、間違えるのは当然だわ、と開き直りましょう。
悔しいからピアノをやめてしまうのは、一番もったいないです。


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