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2015年9月4日金曜日

パクリ

パクリかパクリじゃないかって事ですが、パクらずオリジナルの個性という強さを持った人なんか、そんな滅多にいるものではありません。オリジナルのものなど生み出せない私は、パクってなくても同じようなものしか作れない凡人状態がよくわかります。

例のデザイナーも私たちと同じただの凡人だっただけです。
デザイナーと名がつくとすごい才能溢れる感じですが、ピアノの先生と一緒で国家試験があるわけでもなし、自称でもなれる職業でしょう。
パクってなくても似ているって、それだけで個性的でないってことですからね。
それで賞もらえるってデザインの世界ってけっこう甘いんだ、と思いました。
私になめられちゃ気の毒です。

個性とは何か、と言ったら私は「強さ」だと思っています。
岡本太郎さんのデザインなんて最初見た時「なにこれ!?全然よくないし!」って全員が思いましたよね。全員が。
でもあの変なデザインを貫いて、人前にさらすって岡本太郎さんはすごい勇気だと思います。いわば、たいしたカラダでもないのに全裸写真集出すみたいなものです。強すぎます。ふなっしーもここまで人気が出たのは、他と違う強さがあったからです。

ビジネスの世界では、パクリは戦略で大アリのアリアリです。ファミマやローソンはセブンイレブンのパクリだし、100均が出来たら今度は300均が出来て、それがなんと本家本元より良かったりしてます。

でも芸術はそうではないはず。
人やスポンサーに媚びることなく、人の内から出てくるもので闘う。
そうでなければ絶対強くはない。
なんとなくいいカンジとか何となくカッコいいとか何となくかわいいって何かに似てる。今あるいいカンジの何か。今あるカッコいい何か。今あるかわいい何か。
ほんとは個性なんてないのに、それが商品に簡単になってプロもどきになってあたかも自分にアートの才能とか個性があると勘違いしちゃう。きっと私たちはそんなことに慣れているんだと思います。でもこれは芸術でなくあくまで使い捨ての商品。淘汰されるのは時間の問題。

第一線でご活躍の方も実は同じ凡人だった。
凡人はうっかり調子に乗りやすいので気をつけないといけないのだなと思いました。






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