何事も力を抜くというのは難しいですね。
一生懸命やろうとすれば自ずと力が入ってしまう。
それを力を抜けってどういう事?って矛盾を感じます。
私は子供の頃から適当でしたが、適当というのは雑で大雑把という意味です。決して人生不真面目に生きて来た訳でも、いい意味での適当に生きて来た訳でもありません。
子供の頃から真摯に真面目に力を入れて生きてきました。
いや、ほんとはよく覚えていません。
ただ無駄に力が入っていたであろうことは確かです。
でも初めての人生、そりゃ力も入ります。
人生経験を積むにつれて「そんなしゃかりきにならなくても。死なないし」
「死ななきゃなんとかなるし」とわかりました。
初めてピアノを習う生徒さんは皆さん力が入ってます。
全員です。何故なら初めてのピアノ、力を入れないと弾けないからです。
緊張しちゃうとかそんなことじゃなく、物理的に力を入れなきゃ弾けないのがピアノです。
つまりなんでも
初めは力一杯やる
↓
力を入れないで出来るよう訓練する
↓
力を抜いて出来るようになる
なのです。
ほんとにはじめから力を抜いちゃったらピアノは音はしません。逆に言えば力が全くかからずに鳴るものではありません。最小限の力でいい音を出す、これが難しいのです。
これはなんとなく出来るものでなく訓練の賜物です。
ピアノも人生も積み重ねですね。
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