ピアノの先生はピアノについては知識的にも経験的にもお役に立ちます。存分に利用することです。なんでも聞いてみるといいです。
でもレッスンを「先生にピアノを聴いてもらう」ことを第一の目標にしてしまうとピアノそのものの楽しみ方を間違ってしまいます。大人の方は『楽しみ方』についてはレッスンとは別の自立が必要だと思います。
よくたとえに出すお料理教室ですが、上手に出来上がったものを先生が食べて「とても美味しく出来ましたね!」というのはそもそも意味が違います。やはりそれをどなたかに召し上がっていただき、さらに「美味しい!」と言っていただくことが一番のよろこびだと思うのです。ピアノも同じです。
先生は導いてくれる道しるべ。先生は嫌でも何でもとりあえず続けて来た人。だからこそ迷いがある生徒さんを引っ張っていけます。
でもどうしても縦の関係で、その分ちょっと(かなり?)厳しいし常識が違う。
だから「やめる」という選択肢がある生徒さんとはピアノへの思いや取り組み、悩みが違います。
だから、大人の生徒さんがピアノという孤独で苦しい芸術を楽しむには横の関係が絶対必要だと私は思うのです。
グループレッスンの方はお仲間同士で「先生無理なこと言うわよね」とか「やっても覚えられない」「私も!」「すごい良くなってるわね〜」「自分では全然わからないんだけど、、」と言い合っていますが、これが先生との関係だと
生徒「、、、、」(先生みたいにピアノだけやってる訳じゃないのよ!忙しいのよ!)
先生「やっても覚えられないのは皆同じです、それでもやるんです」
生徒「、、、、」(年取ってるからほんとに覚えられないのよ!先生は小さい時からやってるからこの気持ちわかんないでしょ!)
先生「良くなりました」
生徒「え、、、、」(え?本心?これ以上うまくにならないからってお情け?)
となりがちです。
人前で弾くだけでわかることもあります。
先生以外に聴いてもらう、だけでわかることもあります。
そして、一緒に頑張っている仲間とすこしお話しすると、きっと何かが変わります。
「ああ、ピアノがんばろう!」
きっとそんな風に思えます。
という訳で、弾き合い会のお誘いです。ご参加お待ちしています。
3月21日(祭日 月曜日)
10:00〜
都内 20名
参加費 会員1000円 非会員1200円
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