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2016年3月19日土曜日

病気自慢は

病気自慢について考えてみました。


体調が悪いのにいいフリをする必要はありませんし、無理をするより正直に言ってちゃんと休んだ方がいいです。その際「こんな症状だとどんな病気?」とか「こんな症状にこんなお薬が効いた」とか「あの病院は良くないこっちはいい」とかの情報交換は大いに役立ちます。

私もよく「○○才になるとこんな症状が出ますよ」「こうならないようにこうしておくといいですよ」というアドバイスをいただきます。たがらいざそうなったとき慌てず「あ〜、これが皆さんの言っていたアレだな」といくぶん冷静に自分の身体の年齢を受け入れられ非常に助かっています。

しかし、会話としての病気の話題は全く楽しくありません(笑)。
そのうち自分の病気がいかに大変かヒートアップし、バトルになりいわゆる「病気自慢」になります。

病気の話ばかりするのは「不幸自慢」だからと聞いた事があります。
「こんなに大変な私を大事に思って」という。
でも私はそれは不幸自慢でないと思うのです。
なにかと言うと「言い訳」。
今出来ない言い訳(笑)。

治りにくい病気や治らない病気のせいで出来ない。病気じゃなかったら出来たのに、というのを主張しておきたい。こういうと「冷たい言い方ねぇ」と言われそうですが。

でも人生に「たられば」はない。
病気でも制限があっても出来る人は出来るし、病気じゃなくても出来なければ出来ない。程度の差こそあれ制限のない人なんて一人もいないのです。そういう人は制限がないかのように努力しているのです。

病気自慢の人は自分に厳しいのでしょうね。
自分の理想が高いのです。
事実を受け止めて自分の中で「もう年だから、病気だから、このくらいできればいい方だわ〜」と自分に優しくなれない。
「以前は出来たのに」「通常なら出来るのに」と、病気や年でそれが出来ない自分が受け入れられない。

でもみんな置かれた場所でやることをやって幸せになっていくもの。途中から病気になってしまうのも年を取るのも生き物全体の宿命。だから年を取って出来なくなるのは辛いけど仕方ないのです。言い訳はしない…、、、

とエラそうに思っていたら「先生、忘れっぽい自慢してます」と言われてしまいました。

そうでした!いつもいつも忘れることを自慢していました。
自慢は言い訳、、自分に言い聞かせ自慢はほどほどにします。









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