稲葉京子さんの短歌です。
形ある物を作る作家さんは、それを人に渡す時どんな気持ちなんだろうと、いつも思うのです。だって愛着が沸いてしまったら人に渡せなくなると思うから。
音楽は形のないもの。
だから心を込められる。
心を込めても共有出来るから。
心を込めても押し付けにならないから。。。
でもこれはとっても難しい。
良い演奏は決して心を押し付けていなくて聴いている人にゆだねられている。
どこか隙がある。
でも心を込めつつ心は込めないって難しい。
形がない音楽でも。
まして人形は形あるもの。
ひと針ひと針一生懸命作ったものはそのまま心となってそこに残る。
そんないとおしい人形に魂を入れず人手に渡す。
未だに理解出来ない謎です。
作る方も買う方も
なにか深いものを感じます。
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