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2016年5月21日土曜日

ピアノの練習

エレキギターとドラムの方に「ピアノは迫力があっていいですね」と言われました。


迫力あるのはエレキとドラムでしょ、と思いましたが、メロディと伴奏とリズムを共に、一人で、迫力を作り出している、ということらしいです。

言われてみて確かにメロディと伴奏とリズムを一人で作り出している。
しかも繊細なことも出来る。

楽器の王様と言われるピアノですが、ピアノばかりやっていると良さがわからなくなります。それが当然のことに思われ音楽でなく音の羅列になってしまう。音がたっくさんあるから、とりあえず両手で弾ければいいと。

もし、他の楽器の一人一人が、とりあえず正しい音だけ出しとけみたいな弾き方で合わせたら、とんでもなく質の悪い音楽になるけれど、ピアノはそれやっちゃっているんですよね。

音が多いからその分ごまかせる。ごまかしてる。
それらしく聞こえると思ってるのは本人だけ。
上手とは思うけど…という違和感を聞いてる人は言葉にできなくても感じている。

音を突き詰めるのは相当難しい。能力も根気もいる。
でもその難しさこそがピアノの魅力。
10年やっても20年やっても思い通りにいかないんだなぁ、と気づくところから本当の練習が始まると思います。
そこから何が足りてないのか、何が必要なのか自分で考えて行うのが練習というものだと思います。

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