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2016年6月18日土曜日

音を聴き分けるには

ドとミは違う音ですが、ドとドは同じ音です。
ピアノはドの場所を叩けばドの音が出るので安心してしまいますが、同じドにも違いがあります。

と、言うとフォルテ、メゾフォルテ、ピアノというように「強い、弱い」でとらえてしまいがちですがそんなに単純ではありません。

言葉には感情が伴います。
「あっ…」と思わず口にするとき、強いか弱いかでなく感情が伴ってます。
それと同じです。

他の楽器はその感情表現がし易いですが、ピアノはそれがしづらいです。
もちろん他の楽器も技術がないとそれは難しいのですが、ピアノの場合意識が難しいのです。ドかミかでなく、どんなドが出ているのかということに意識を持っていく事自体が難しい。
管楽器だったら、弦楽器だったら意識がないと変な音が出ちゃうから耳で聴く習慣がありますが、ピアノは正しい音が出てくれちゃうから、実はピアノを弾く人は自分の音を聴く習慣があまりないのです。

耳に神経を集中するのは目を閉じるのが一番です。
目を閉じたら弾けない!という方は練習不足です。
目を閉じて出来て初めて音が聴けます。それを弾けた、と言います。

ということで、私も目を閉じて弾けるようもっと練習しなくてはいけません。

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