「人は目指した場所に行く」と言います。
そうだと思います。
場所とは世界です。
ピアノにはその人の生き方が出ます。出てしまいます。
曲には作曲家の真実が書かれているけれど、それは楽譜に音符と言う暗号で書かれているので、正解はわからない。全てわかるように答えが書かれていたらもはやそれは芸術ではなくなってしまいますから。
それをどう読み取ってどう表現するか。
自分はどこを目指すピアノをやるのか。
どんな音楽の世界に身をおきたいのか。
ピアノには正解がないのでこうしたい、こうなりたいがその人にとっての「音楽の世界」になる。そこにはその人の生き方が映されます。
好きなメロディを楽しむこと。
次々に難曲に挑戦して上達すること。
音楽に隠された心を探ること。
人に喜んでもらうこと。
どこを目指すか、それだけでその瞬間にその世界に足を踏み入れます。
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