グループレッスンでは当然のごとく個人差があります。
なのでその時によってやることがバラバラっていうこともあります。
でもピアノというくくりの中では同じことをしているも同然です。
でも残念なことに、人の演奏を聴いても「私には関係ないわ」と思ってしまう事があります。
「このリズムはそうじゃなくてこう」とか「このフレーズはこう」とか「指はバタバタさせない」とか「片手に戻って練習」とか「ここで区切って部分練習」とか、1年目の人も10年目の人もすべての人に共通する話。
基本はいつまでたっても基本で全員に必要なもの。10年たってはじめて最初の頃に言われていた事が理解できるというのもよくある事です。最初の頃は弾くのに精一杯で先生の話の10分の一しか聞けてなかったかもしれません。どんなレベルの人の注意も全員に共通します。
自分とは違う曲だから関係ないと思ってしまう方は、不真面目なのかというと真面目な方が多いのです。
真面目に他の事には目もくれず自分の曲のCDを聴いてそこを目指してひたすら弾いて練習する。
でもこれではないんですね。
CDは完成形。ピアニストの弾くピアノは音楽が流れていて理想だけれど、そこに至る過程は学べない。それより、音やリズムを間違えたり、曲想の注意をされている人の演奏の方が具体的でわかりやすい。以前テレビで著名なピアニストのピアノレッスンがありましたが、こんな風に練習するんだなというのが良くわかりました。
またピアノには即時反応と応用力がとても必要。ここを鍛えないと練習は何倍も時間がかかってしまう。それに先立つのは観察力と真似る力でしょう。
人のを聴いて自分の曲にいかす。
ピアノ上達に近道はありませんが、「人のふり見て我がふり直す」ことで少しポイントを掴めるかもしれません。
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