今でこそピアノは楽器の王様ですが、最初から王様ではありませんでした。
ここまでメジャーになるなんてピアノさんにしてみたらユメみたいなことでしょう。
ピアノの歴史はいわゆるピアノが王になるまでのシンデレラストーリー。あれ?王になるのにシンデレラって変ですね。
そのピアノが日本で昭和に子供の習い事の定番になり、お母さんお父さんは子供のためにアップライトピアノを購入するようになりました。大きくて複雑でこんな高価なものが家庭に普及するなんて、おかしいと言えばおかしいです。車のように便利なものならまだしも、なくてもいい贅沢品のピアノが庶民の家にあるなんて冷静に考えれば間違っています。
でも。
きっと西洋音楽を聴いて美しくて憧れて、まさに夢の象徴だったのでしょうね。わかります。子供の私にとってもピアノには美しい夢が詰まっていました。
それがこうしてそのピアノにずっと触れられる。
ピアノという楽器にもピアノが弾けることにも感謝して大切にしていかなくてはと思います。
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