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2016年1月21日木曜日

暗譜はイヤだ

若い頃はやっていれば自然と出来た暗譜。
今はほんとに暗譜が出来ません。


暗譜はリストが始めたそうです。
ピアノを横向きで弾くことを定着させたのもリスト、コンサートでピアノの蓋を開けたのもリストだそうです。

ピアノを横に向けようが後ろに向けようがまあそれはいいとして、暗譜だけはしないで欲しかった。。


とは言っても。
暗譜で弾くときと楽譜を見て弾く時は私の場合、違います、曲への感情移入度が。
これは科学的根拠にぜんぜん基づいていませんが、暗譜の時は「右脳」「左脳」がバランス良く働いているのに対して、楽譜を見てると「左脳」が優先でピアノを弾いているような気がするのです。私の場合ですが。

音楽はふつう右脳と言われています。でも演奏する人はものすごく左脳も使います。楽譜の拍子やリズム、音の高さなどは論理的な算数だからそれは当然のことでしょう。それは演奏中も同じで、冷静に客観的に、独りよがりでない演奏には左脳の働きが必要です。ただそっち優先では味気ないものになってしまう。やはり音楽は「上手く楽譜を処理出来ているか」ではなく「心を動かすもの」ですから。
それが楽譜が目の前にあると、どうしても目からの情報を無意識に「処理」してしまうのですね。


そう考えると暗譜の方が理想的だとは思います。左脳右脳バランス良く使えるから。
とは思っていますが、わかっていても暗譜はとっても大変、、。







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