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2016年1月20日水曜日

人生は映画とは違う

私の大好きな映画ニューシネマパラダイスの中のセリフです。
ニューシネマパラダイスはいつ思い出してもうるうるする大感動映画です。


私はオタク体質なので、好きなものについて語ると客観性ゼロだし、思い込み強いし、敵とわかれば徹底的に攻撃するし、攻撃しすぎて他のことが手に付かなくなるので、普段はなるべく好きなものについて語らないようにしています。
そして作品というのは、語りきれない思いを映画なり音楽なり絵画なりで表現しているので語ってはいけない感じもします。

でもちょっと語らせて頂ければ、タイトルにしたセリフ、私はとても逆説的な気がするのです。
「人生は映画のようにはいかない、だから映画を観るんだ」と。

この映画のラストシーン、映画という仕事で成功を掴みつつも愛にはやぶれた主人公が、映画の中のラブシーンの数々を涙しながら苦笑しながら見ます。
その場面が、現実は映画のようにはいかない、でも映画には愛が溢れている、だからお前は映画を作り続けろ、夢は映画で叶えろと主人公に言っているようで切なくなるのです。

たくさんの人々に夢を与えてくれる職業の方というのは、そうなのかもしれません。SMAPの解散騒動がありましたが、きっともう自分がどうこうというより使命感なのだろうなと思うのです。人のために、ファンのために。。

人にはそれぞれ役割があると言います。
華やかな世界に憧れて夢破れる人もいれば、1人の個人としての人間を捨て華やかな役割を担わなきゃいけない人だっています。

そういう人たちが作り出してくれる夢の世界。
それがエンターテイメント。
有難く感謝して現実を忘れ存分に浸りたいと思います。

いい映画あったらご紹介して下さい。








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