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2015年3月27日金曜日

まずは聴くことから

ピアノを習いたての方は、レッスンにいらしても弾くことに夢中になってしまい一番大事な聴くことが後回しになってしまいます。


レッスンは弾きにくるのでなく本当は聞きくるところです。先生の言うこと、弾く音、他の人が弾く音、他の人が言われていること、を聞く事の方が自分が何回弾いたより何倍も大事です。

「こんなふうに…」と先生が弾く時、弾いているそばからお隣ですぐ真似して音を出してしまうのはよくありません。先生が何を弾いているか聴き終わってからそれを真似しましょう。
弾いてる最中は自分の音を良く聴き、弾いている時に先生が注意してくることは弾きながら聞きましょう。弾いている最中に注意すると、時々はっとして「なにか言いました?」と止まってしまう方がいらっしゃいます。自分の音を聴きながらでも充分耳を澄まして注意は聞けるものなのですが、止まってしまう方のほとんどが、次の音は次の指はと考えることに夢中になって力が入り過ぎています。先生の注意もですが自分の弾いている音も聞こえず耳が閉じてしまっている状態です。

どんな音か聞けなければ、どんなに練習しても「弾きたい音楽」にはなってくれません。
弾くのに精一杯でそれどころではないという方は、指の運動は運動、耳は耳、口は口とそれぞれをバラバラに強化して下さい。いわゆるソルフェージュ力というやつですね。是非弾きながら聴けるよう歌いながら弾けるよう聴く力を付けてください。


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