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2015年3月18日水曜日

着てはもらえぬセーター

私が編み物をするわけがありません。

実らない恋の象徴として着てもらえないセーターを編むって歌がありました。
これをふと思い出し「なぜ人前で弾くのか?」の謎が解けました。
(はい、私はずっとこのことを考え続けています)

うちで練習しているときはセーターを編んでいる状態、
うちで完璧に上手く弾けたときはセーターが編み上がった状態。
そして人前で弾いたときがセーターを着てもらう時!

どうでしょう、この理論。
やっと理屈が通った気がします。
うちで弾けるだけではなんだか物足りなさを感じるのは、目立ちたいからではなく(はい、このことも考え続けています)それはまるで着てはもらえぬセーター、実らぬ恋だったからなのです。セーターはやはり着てもらいたい。着てもらうために編むものなのです。

着てもらって完成のセーターのようにピアノは人前で弾いて聞いてもらってはじめて完成。

喜んでもらえたら至上の喜び。
着て喜んでもらう。
聴いて喜んでもらう。
それが恋の成就というものです。
やっぱり恋は実らないと!
、、、そうは言っても失恋で終わる恋もある。
でもコクハクはしといた方がすっきりしますよね。

失敗しても人前で弾くのは、失恋してもちゃんと思いを伝えるのと似ています。
セーターを編んだ事がない私ですが編んだ人の気持ちがわかった気がしました。

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