モーツァルトの話をする準備をしています。
作曲家の事を知ると音楽の深みが増します。
またその時代を知ると作曲家の偉大さに驚きます。
フランス革命の前、時代は王侯貴族の時代でした。
今でこそ作曲家は芸術家ともてはやされますが、その時代は使用人の一人に過ぎませんでした。(今でもたいして変わりませんかね)。
宮廷の望むもの教会の望むものを作り演奏するのが、仕事であり生活の糧であり名誉でした。
そんな中、宮廷楽団に入らず自分の作りたい音楽を作るため独立したモーツァルト。
自由奔放と言われるモーツァルトですが、大変な覚悟と決断と努力を持って自由に生きた人です。映画や小説では不真面目な面がデフォルメされていますが、私から見るとこんなに自分に正直で真面目な人はいないんじゃないかと思います。モーツアルトの音楽を聴いていると胸が熱くなります。
モーツアルトの曲を理解するにはやはり人生を知ることだと思います。
ふざけていて皮肉屋で自信家で、でも真面目で正直で美しく優しい。
4月5日のオペラの会はモーツァルトの一番の傑作「フィガロの結婚」のレクチャーです。
宜しかったらいらして下さい。
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2 件のコメント:
モーツァルトは時間に幻覚でとても規則正しい生活をしていたそうですね。依頼があれば場末の劇場音楽から宮廷音楽、小さなセレナードからオペラまで何でも作曲出来て、なおかつどの曲も超一流です。多くの指揮者が偉大な作曲家を3人挙げなさいと言う問いにも多くの作曲家は「モーツァルトは人ではないのであえて入れません」と言う指揮者が多かったことにも驚きます。すべての音楽においても頂点かもしれませんね。
興味深いエピソードをご紹介いただいて有り難うございます。どのジャンルにも傑作を残したのはモーツアルトだけですもんね。単純そうで誰にも真似出来ない。あの美しさは何かと思っていたらモーツアルトは「人」ではなかったんですね(笑)。納得しました。
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