THE ICEをテレビで見ました。
久しぶりの高橋大輔さんの滑りはやはりさすがですが、なんといっても浅田真央さんの「チェロ スイート」です。
あまりにも素晴らしく感動しました。
浅田選手はクラッシックの曲をよく使いますが、今回の曲はバロック。
とても珍しいです。
フィギュアの選手はクラッシックをよく使っていますが、中には「BGM」みたいな方も
「顔芸」の方も失礼ながらいます。
音楽用語でいうとレガートのようなフィギュアスケートとバロックはさすがに結びつかず、真央ちゃんといえどそこまで期待せず観ました。
バロックでした。
振り付けも表現も素晴らしい。
フィギュアでバロックを見たのは初めての気がします。
こんなフィギュアは初めてです。
バロックが視覚的になって、バロックとはこんなに表現が豊かなのだ、と思い知らされました。
実況で「伸びやかで柔らかな」とか「甘さと軽やかさ」とか解説していましたが、言葉が上滑りしていました。
浅田選手の技術力と表現力と愛情のつまったなんとも深い深いプログラムで、チェロの音色が一体となっていました。
ショパンもリストもラフマニノフもハチャトリアンも、そしてラベルのボレロも見事でしたが、バロックをここまで表現出来るスケーターは他にいないと思います。
ピアノでもロマン派や近現代より一番全バレるのがバロックです。
特にバッハの平均律はピアノの教科書ですし、チェロ組曲はチェロの教科書です。
ショート、フリーはファリャだそうですね。
ショートにこのチェロ持ってきてほしかった気もしますが、こちらも楽しみです!!
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