2016年9月4日日曜日
うまくごまかす
本番は間違えたくないですが、やはり本番で間違えてしまうことも想定して練習するのも大事だと思います。
ピアニストはうまい具合にごまかしています。それはごまかす力があるからです。うまくごまかすには技術が要ります。その音楽が入っていないと出来ません。聞いている人が気づくとか気づかないでなく、気にならないことがうまくごまかせたということでしょう。一番耳障りなのは「間違えたところを弾き直す」ことです。
うまくごまかすには音楽をしっかりつかんでおくことが必要です。
一番大事なのは拍子と調です。自分が何拍子の何調の曲を弾いているか知らないで弾いている方が結構いますが、うまくごまかすにはこの拍子と調を押さえておくことが大事です。
同じところを弾き直さない、前に戻って弾き直さないようにするには「間違えた音を飛ばして次を弾く」です。これが難しいんですよね〜。
仮に4拍子の曲の3小節目の2拍目で間違えたとすると、プロなら4拍子に整えて間違えられますが、アマチュアだと、もう指使いや流れでしか覚えていないとその音に固執しちゃって抜かすことができず立ち往生。
そんな時。
もう次が出てこないようだったら3小節目はなかったことにして4小節目に行けるようにしておく。
それも無理ならもっと先の6小節先でも、とにかくわかる小節の1拍目に飛んで仕切り直す。
その時パニックになっていると何調かわからなくなってシャープやフラットを付け忘れて変な音が出て余計パニックになってしまうことがあるので「この曲はファにシャープ」と調はしっかり覚えておく。
まずはここからだと思います。
間違えずに弾けることを突き詰めた練習をすれば上記のことはおのずと身についているのですが、形を整えることだけに気持ちがいっていると、見過ごしてしまいます。
緊張状態でうまくごまかせたら、だいぶ実力がついたな〜と思っていいと思います。
緊張している中でうまくごまかせるのもやはり練習と経験です。
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