覚せい剤をやった歌手が逮捕されていました。
テレビで、弱い人だと言われていました。
私は彼の人前に出て成功させるプレッシャー、
ヒット曲を作るプレッシャー、
いつまでも若々しく歌い続けるプレッシャー、、、
などなどに思い巡らせました。
きっと才能溢れる人なんでしょうけど、でもそんなものが365日ずっとあったらキツいな〜と同情しました。
「そりゃ逃げたくもなるかなー」と思ってしまいました。
しかし、もう一度考えました。
私のような凡人だったら、覚せい剤をやる前にもうそのことはやり続けられない気がしました。覚せい剤をやる前にそのプレッシャーの元凶となる「歌手」を降りてしまう気がしました。
その歌手には「やめる」という選択肢はなかったのでしょうか?
頂点まで行くと怖くて降りられなくなるのでしょうか?
下界を見られなくなるのでしょうか?
「やめて楽をしたい」と思わなかったのでしょうか?
「やめたい」いう気持ちはもしかしたら防衛本能かもしれません。
自分に向いていないことをやめるという。
その本能を消し去るために使うのが覚せい剤なのでしょうか?
「やり続けるのがいいこと」と思い込んでいた私に、新たな概念が生まれました。
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