始めることと続けることだと思います。
音楽の才能のない私が今音楽を楽しめるようになったのは、始めたから、続けているから、それだけです。
ピアノを習い始め、それからサボりながらもレッスンに通い続けました。
大学を卒業してピアノ講師の仕事を始め、ずっとピアノ講師を続けてきました。
向いていたのはたぶん別のこと。
でもこんなに続けられたから、ピアノが好きになってピアノから色々学んでピアノを楽しんで、自分の中の1本の柱になりました。
人間が楽しいと感じるのはドーパミンやセロトニンという脳内物質が関係しているそうです。
ドーパミンは瞬間的な喜び、勝つ喜び、獲得する喜び。
セロトニンは過程を楽しむ喜び。
結果が出ているときはドーパミンの喜びでいいですが、いつか結果はついてこなくなる。上には上がいるし、自分が一番でも人間は年をとる。そうすると1番じゃなくなる。そうなるとやればやるほど勝つ喜びはなくなり、もはや苦しくて続けていられなくなる。
でも、そうやって壁にぶつかってもそれでも続けていると、ドーパミン系じゃない楽しみ方がわかってくる。それがセロトニン系の喜びです。
結果にかかわらず自分を肯定できる楽しみ方に気づいていく。
「始めた時を考えればよくここまで来たな」とか「今回は失敗したけどもう一度頑張ろう」とか「失敗しちゃったけどみんなとやって楽しかった」とか。
続かないこともいろいろありますが、続けることに勝る楽しみ方はないと思います。
ピアノを続けるのは誰にとっても難しいこと。
でもピアノを続けることは、人生を楽しむチャンスをつかむことでもあると思っています。
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